
約2800人が訪れ満員御礼となった「大相撲磐田場所」
静岡県磐田市で12月18日、34年ぶりに大相撲の巡業が行われました。横綱・豊昇龍(ほうしょうりゅう)や、静岡県出身の翠富士(みどりふじ)、熱海富士(あたみふじ)など人気の力士を一目みようと、多くのファンで会場は熱気に包まれました。
<鈴木康太記者>
「34年ぶりに冬の巡業・大相撲磐田場所が開催されます。開場から30分前ですが、すでに多くの人で賑わっています」
肌寒い時間から相撲を見ようと、長蛇の列ができました。磐田市制施行20周年記念として開催された今場所には、約2800人が訪れ、満員御礼となりました。
<訪れた人>
「かわいいじゃん。これはいい男」
「(グッズは)手作りで富士山に『熱海』と『翠』で、熱海富士と翠富士ということで」
「熱海富士、熱海出身ということで、地元の人に頑張ってもらいたい」
県勢力士が活躍

県勢力士は大人気。焼津市出身の翠富士、熱海市出身の熱海富士です。
翠富士は、速攻の突きと押しが持ち味の豪ノ山(ごうのやま)と対戦し、押し出しで見事勝利。熱海富士は欧勝馬(おうしょうま)との取り組みで、力強い寄り切りで勝利しました。
相撲の禁じ手などを面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」。子どもたちは熱海富士などから特別稽古をつけてもらうなどして開場を沸かせました。
<訪れた人>
「力士のぶつかり合う音がすごかったですよ。テレビでしか見たことなかったからとても良かったです」
「良かったです、やっぱり生は違います。大きさもそうですし、あたった時の音もすごかった」
「帰ってきたな」「もっと安心して見てもらえるように」地元から歓迎を受けた力士は
地元からの大歓迎を受けた2人の力士は、2026年に向けての抱負を語りました。
<翠富士関>
「静岡の人たち、会場もいっぱい人が入ってくれていて声援も多いので『帰ってきたな』って感じはしますね。ことしはなかなか大勝ちもできず、あまりいい成績ではなかったので、来年はいい年にしたいなと思います」
<熱海富士関>
「皆さん盛り上がっていただいて、会場に足を運んでいただいて来ていただいてうれしいです。番付的にも身体的にも精神的にも成長して、もっと皆さんに安心して見てもらえるようになりたいです」
大相撲初場所は、2026年1月11日に初日を迎えます。






































































