
55歳から25年間、スポーツカー「RX-7」を乗りこなしてきた女性がいます。免許返納のタイミングで車をメーカーに譲りましたが、週末に静岡県小山町で開かれたイベントで久々に対面しました。
富士スピードウェイで開かれたマツダのファンイベントです。毛籠勝弘社長の運転で登場したスポーツカー、シルバーのRX-7。車に向かって手を振るのは長崎県に住む西本尚子さん80歳です。
25年間、この「セブン」に乗り続けてきました。
<西本尚子さん(80)>
「元気にしてるなと思って。ピカピカで走ってきたので、すごくうれしかったです」
西本さんは55歳のとき、アニメ「頭文字D」を見たことをきっかけにRX―7を購入しました。
<西本さん>
「スピードと自分が一体化するムーンと行く感じが(好き)。いつもいっしょの友達です」
「後ろから見たこの形ね、全部の形が好きですね」
西本さんは25年間連れ添った相棒を2024年12月、80歳で免許を返納したのを機にマツダに引き渡しました。メンテナンスが終了し、富士スピードウェイで開かれたファンイベントでお披露目されました。西本さんが大事にしていたエピソードも含め多くのファンに愛されています。
<来場者>
「とても25年乗っていたとは思えない」
西本さん、対面は10か月ぶりです。
<西本さん>
「私の座るのを待っていたみたい」
「これからセブンの仕事が始まって、活躍してくれることを期待してます。心は一緒だから、離れても大丈夫」
25年間大切に乗られたスポーツカーは、今後広報車としてイベントやメディア出演などで活用されます。