
8月10日から11日にかけて、静岡県内の雨は激しく、風も強く吹きました。雨が降るのは23日ぶり、待ち遠しかった人たちはどう感じてきたか、8月11日に取材しました。
<久留嶋怜気象予報士>
「今日は霧がかかっていて、富士山がほとんど見えませんね」
静岡県富士市の「やまたか農場」を訪ねました。高橋さんは米農家の3代目、17ヘクタールの水田にミルキークイーンやコシヒカリを育てています。
<やまたか農場 高橋梓さん>
「今は収穫間近の登熟期。きれいな黄緑色が熟し始めている。あと約1か月で収穫を迎える」
コメの出来が気になる時期の今回の大雨。
<久留嶋気象予報士>
「雨はどうでしたか?」
<高橋さん>
「久しぶりの雨で気温も下がって、恵みの雨になっている」
<久留嶋気象予報士>
「降り方としては…」
<高橋さん>
「ちょっと強いかな。一部が昨日の雨と風で少し倒れてしまっている。地面に穂が水に浸かってしまうと病気になったり、おいしい米でなくなったりする」
<久留嶋気象予報士>
「雨風に持ちこたえて、頑張っているところですね」
それでも、農家の方には雨は欠かせない存在です。
<高橋さん>
「雨が降らないことによって気温が高いままになる方が心配。風が弱くて1ミリ~3ミリぐらいの雨が1日、2日、定期的に降ってくれると一番うれしいですね」
<久留嶋気象予報士>
「折りたたみ傘でしのげるくらいの雨がちょうどいい?」
<高橋さん>
「そうですね」