
自動車メーカー・スズキは6月27日、浜松市内で株主総会を開き、長年経営トップを務めた鈴木修相談役が2024年12月に死去したことを受け、鈴木俊宏社長は「チーム一丸となって難局を乗り切る」と決意を語りました。
浜松市中央区のグランドホテル浜松で開かれたスズキの株主総会には株主274人が出席し、鈴木俊宏社長や取締役らが、2025年4月に39年ぶりに刷新されたユニフォーム姿で登場しました。
株主総会では冒頭、今期の事業報告が行われ、売上高は前年度より8.7%増えて5兆8252億円、純利益は31.2%増えて4161億円となり、ともに過去最高を更新したことが報告されました。
鈴木俊宏社長は、スズキが最重要市場と位置づけるインドで、自動車のリーディングカンパニーとして、シャア率50パーセントを目指すとしたうえで、さらなる開発に注力する姿勢を示しました。
出席した株主からは、2024年12月に鈴木修相談役が亡くなったことを踏まえ、「新たなスズキとしてチャレンジを続けてほしい」などと声が上がり、鈴木俊宏社長は、「チーム一丸となって難局を乗り切る」と決意を語りました。