
静岡市の名物「静岡おでん」のキャラクターデザインの発表会が開かれました。デザインしたのは市内の専門学校の学生です。
6月12日、静岡市内で開かれたのは、おでんのキャラクターデザインの発表会です。静岡デザイン専門学校の学生がそれぞれ、考えた案を紹介しました。
この企画を呼び掛けたのは静岡市の浅間通りに店を構える「静岡おでんおがわ」です。創業77年の名店が若い世代の静岡おでんファンを増やそうと専門学校に声を掛け、コンテストが実現しました。学生は、2025年4月に店を訪れて話を聞き、想いを込めてデザインしました。
<学生>
「『タネハナちゃん』で通称『はーちゃん』。名前の由来は、おでんの具の『タネ』、『ハナ』は女の子らしさを表している」
店のスタッフや静岡商工会議所の職員など5人が審査員を務め、30人の学生の発表に耳を傾けました。
<学生>
「すごい噛んだけど、デザインしたキャラクターの良さは伝えられたんじゃないかな。キャラクターのシルエットにこだわった」
<学生>
「おでんの黒はんぺんとたまごを主にモチーフとしたキャラクター。海外のお客様や県外の人にもたくさん知ってもらえればいいな」
<静岡おでんおがわ 中津川真生子さん>
「私たちの静岡おでんに対するイメージと若者のイメージが違うなと思った。インバウンドで海外のお客さんも多いですし、そういう方たちにも分かりやすく、キャラクターで伝わっていけばいい」
4人の作品が賞に選ばれ、最優秀賞には出水麻結さんの「おでん力士おがわ部屋」が輝きました。今回選ばれたキャラクターは店内や店のスタッフが着るTシャツにプリントされる予定です。