
御殿場プレミアム・アウトレットに東日本では初めてとなる「空飛ぶクルマ」の離着陸場が完成しました。将来的には、東京と御殿場の間を30分で移動することを目指します。
5月27日、お披露目されたのは、「バーティポート」です。「バーティポート」とは、「空飛ぶクルマ」が離発着する場所です。
<東部総局 竹川知佳記者>
「今回、離着陸場には見慣れた『H』のではなくバーティポートの『V』の字が書かれています」
「空飛ぶクルマ」は、垂直に離着陸ができるため、バーティポートの広さはサッカーコートよりも小さい4800平方メートル。敷地内には、風向きを確認する風向指示器や移動しやすいトレーラーハウスを活用したターミナルが設けられました。
空飛ぶクルマが実現すれば、東京と御殿場の間を30分で移動することができるといいます。
<三菱地所丸の内業務企画部 土山浩平主事>
「垂直離着陸できることによって、より中心地に直接乗り入れることができると考えている。社会的な課題になっている渋滞や環境問題にもアプローチしていける新しいモビリティになっていくんじゃないかと思っている」
2025年の秋から実際の機体を使った実証実験を行い、遊覧を見据えたデモフライトを実施する予定だということです。将来的には、空飛ぶクルマに乗って富士山を上から楽しめる日が来るかもしれません。