「この仲間となら絶対に優勝できる」全国選抜39年連続出場 組手女子団体は夏春連覇 御殿場西高空手道部の強さの理由

全国でも屈指の強豪・静岡県の御殿場西高校空手道部。男女合わせて52人が日々稽古に取り組んでいます。2025年3月に行われた全国選抜大会には、39年連続で出場。今回は、すべての競技で入賞しました。

中でも、女子団体組手(宍戸珠子、山中心愛、山中心愛、片岡優月、片岡美月)は、4度目の日本一に輝き、2024年インターハイとの夏春連覇を達成しました。

<山中渚咲選手(2年)>
「このチームの仲間となら絶対に優勝できるって気持ちで戦えた」

<山中心愛選手(3年)>
「(選抜大会で)このチームで粘り強く戦えた」

<片岡優月選手(2年)>
「自分がここまで続けてこられたのは、日本一を取りたいっていう目標があったからこそだと思う」

琉球が発祥ともいわれる空手道(諸説あり)。高校生の大会では、「形」と「組手」2つの種目が行われます。形は、仮想の相手に技を繰り出します。

<一木咲太選手(3年)>
「自分の頭の中で想定した敵と戦う競技。自分一人で課題を詰めたり、何度も反復したり、地味だが、やるだけ成果がでる」

一方、「組手」は実際に相手と対峙します。高校生のルールでは、相手に直接、打撃を与える行為は反則です。ただ、寸止めでもすさまじい迫力です。

<片岡美月選手(2年、全国選抜では団体・個人66キロ級の二冠)>
Q. 得意技は?
「刻み突きが得意」
Q. どのように戦い方を決める?
「試合の時は何も考えず、練習の中で試したり、相手に打って感覚を合わせる」

<御殿場西高空手道部 細矢真人監督>
「(御西空手道部は)全員がしっかりまとまって高い意識で切磋琢磨して(練習や試合に)取り組むことが強み」

名門校としての誇りを胸に、御西空手道部は夏のインターハイへ挑みます。

<宍戸珠子女子主将(3年)>
「良い伝統や歴史っていうのは捨てずに自分たちが受け継いで、さらに新しいことを自分たちがプラスアルファで見つけ出しながら、もっと良い御殿場西空手部を作っていきたい」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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