夏の頂点を取るために
「夏に(甲子園に)行くためには何が足りないのか、試行錯誤して、毎年同じことをやらないようにしています。今年の冬はバッティング練習より、スイングでしっかり振ることを重点的に取り組んで来ましたし、守備も普通のシートノックより、状況判断が必要な実戦に近い形を増やしました」
指揮官の覚悟
県大会のベンチには投打の要、佐藤大介選手の姿がない。コンディションが万全ではないものの、プレーできない状態ではないという。それでもあえて登録20人から外したのは、指揮官の覚悟の表れとも言える。
「秋までは大介中心でやってきたけれど、夏はエースが投げない試合が絶対にある。そこを勝ちきるチームが甲子園にいく 。ほかに独り立ちしてくれるピッチャーが出てくれば夏に向けてプラスになるので、そういう決断をしました」
東海大会に出場すれば、そこを佐藤選手の復活の舞台とするつもりだ。
背番号1の意味
県大会2回戦は6―2で飛龍に勝利した。小柳祥太郎選手の先頭打者本塁打で口火を切ると、三回には小川優人選手の2点適時二塁打で加点。守っては3年の右腕、尾崎昌也投手が5回⅓を3安打1失点で試合をつくった。尾崎投手は「まだまだ制球が甘い。五回裏の2死からの四球。あそこでリズムが崩れて失点してしまった」と納得していない。今大会、背番号1を与えられた意味について「この春で変わってほしい、という(監督からの)メッセージ」と受け止めている。

石岡監督は「本当にいいボールを持ってるんです。もっと自信を持って、自分との勝負じゃなくて打者との勝負をしてほしい。自分で殻を破らないと」と鼓舞する。
野手が投手を援護
指揮官は野手も新戦力の台頭を見据え、スタメンや打順を固定しない方針だが、中心選手には「レギュラーで満足してほしくない」と、より高い要求を突き付ける。小柳選手や小川選手ら主力には「打率4割以上」を課す。
秋までは6番、春から1番を打つ小柳選手は「いつもは守備から流れを持ってくるチームだけれど、エースがいない中で野手がピッチャーを支える、援護するということを意識している」と2回戦では本塁打を含む5打数3安打の活躍で、指揮官の要求に応えた。
春の東海に出場できるのは県決勝進出の2校のみ。「大会を通じて、個々が成長しながら勝っていく」と小柳選手。尾崎投手も「一試合一試合、一日一日を大事にしていく」と言葉に力を込めた。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)










































































