
静岡県下田市の田んぼでは、小学生が泥だらけで駆け回る「どろリンピック」が行われました。
<記者>
「どう気持ちは?」
<児童>
「気持ちいい!」
下田市の田んぼに集まったのは、近くの大賀茂小学校の全校児童、41人です。毎年、この田んぼで米を育てていて、田植えをする前に「どろリンピック」で田んぼを駆け回るのが恒例行事です。
児童たちは障害物リレーや鬼ごっこなど、自分たちで考えた競技を楽しみながら、泥まみれになっていました。
田んぼで転び、鬼ごっこで捕まった男子児童は、シャツを絞ります。
<児童>
「全部水浸し…」
<児童>
「(靴下が)脱げちゃって…。転んじゃって悔しかったけど、でも、ちゃんと(競技が)できたりしたから、うれしかったです」
<児童>
「今までどろリンピック、何年間かやってきたけど、その中でも、きょうは一番楽しかったし、すごく暴れて、顔も見ての通り泥だらけになってしまって、学校の校舎に戻ったら、すぐに体中、洗いたいです」
どろリンピックには、田んぼの土を平らにする「代掻き」と呼ばれる効果があり、土が細かくなって肥料が混ざりやすくなるということです。田植えは、5月23日に行われる予定です。