今年も白くかわいらしく ミシマバイカモ見頃 三島

見頃を迎えたミシマバイカモ=三島市南本町の三島梅花藻の里 静岡県の絶滅危惧種に指定されているミシマバイカモが、三島市南本町の群生地「三島梅花藻の里」で見頃を迎えた。同市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島が整備し始めて30年。今年も梅に似た白くかわいらしい花が咲き、来場者の目を引いている。
 ミシマバイカモは一時湧水の減少や水質悪化で市内の川から姿を消した。GW三島が1995年、清水町の柿田川から移植して遊水池を三島梅花藻の里として整備した。増殖させて市内の川に移す活動を続け、原風景の再生に取り組んでいる。
 GW三島によると、三島梅花藻は清流が育む水中花。手のひら型の浮葉が特徴で、1930年に同市の楽寿園小浜池で発見された。花は一年中咲くが、春から初夏が見頃という。

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