4月26日から始まるゴールデンウィーク。「最大11連休」とも言われますが、飛び石連休の影響もあり行き先が限られる中、カギを握りそうなのは近場の集客を狙う戦略です。
赤身や中トロ、大トロあわせて10種類を盛り合わせた魅力的なマグロ丼。JR清水駅から徒歩5分、4月19日にリニューアルオープンした「清水魚市場河岸の市」は、26日からの集客に期待をかけています。
<お食事処おがわ 小林勇登店主>
「いま、現在でも旧店舗に比べて倍以上の集客があるので、GWは大期待している」
<蟹縁松永元気店長>
Q. 売り上げへの期待は?
「前年の数字は超えたい。倍近いかなと。あくまで目標だがかなり期待値はある」
干物などの商品はサービス価格での提供も。物価高が続く中、お得さを前面に出して、客に喜んでもらう考えです。
2025年のゴールデンウィークは、カレンダー通りにいくと前半は「飛び石連休」で後半に4連休が控えています。

旅行代理店JTBの調査によりますとゴールデンウィーク中の旅行については、行かないと答えた人が79.1%に。行かない理由の上位に挙げられたのは、「混雑するから」「旅行費用が高いから」「家計に余裕がない」が並び、物価高の影響が色濃く出ているのが分かります。

となれば、静岡県内の施設が狙いやすいのは「近場」や「ついで」の需要です。東名高速富士川サービスエリアに併設される「富士川楽座」で開かれているのは、忍者を体験できるイベントです。
<静岡市清水区からの客>
「ここ、遊びやすくて、そんなにすごい広くないので、目も届くし、ちょうど良いかな、楽しんでるから良いなって」
旅行の途中で利用されるサービスエリアですが、富士川楽座は「ついで」に楽しむだけでなく、地元の人も引き付けたいと意気込みます。
<富士川楽座広報担当 望月伸哉さん>
「県外の方はもちろん、近隣の方々にも富士山を見て、食べて、そしてこういった所で遊ぶことができる道の駅となっているので、ぜひ、ご家族のみなさんでここを目的地として、遊びに来ていただければとてもうれしい」
経済情勢の不安定さを背景に、質素に過ごす人が増えることも予想されるゴールデンウィーク。身近にある楽しい場所を見つけるのもありかもしれません。