伊豆レモンのはじける香り!爽やかなビールに 伊東・宇佐美の業者と農家、26日発売

伊豆レモンビールの出来栄えを確認する加藤社長(左)と永井さん=伊東市の宇佐美麦酒製造 伊東市宇佐美でクラフトビールを手がける宇佐美麦酒製造(加藤泰克社長)は26日、宇佐美地区のレモン農家永井正人さん(54)と共同開発した「伊豆レモンビール」を発売する。爽やかな飲み口の低アルコールビールで、伊豆の新たな観光名物として売り出す。
 使用するレモンは永井さんが「低農薬で自然に優しい栽培方法」を重視し、カキ殻の土壌や魚かすの有機肥料などで育てた。醸造に当たっては、麦芽の煮沸時にレモンの皮を一緒に煮込み、「はじける香りとビター感を抽出した」(加藤社長)。ビール好きの裾野拡大を狙い、アルコール分を3%に抑えた。余った果肉は加工業者と協力し、菓子などの商品化を検討する。
 1月にイベントで知り合ったという加藤社長と永井さん。同じ宇佐美地区で事業を展開している縁で意気投合し、ビールとレモンを使った新商品開発の話が持ち上がった。2月下旬に伊豆レモンビールの仕込みに取りかかり、23日に待望の瓶詰めにこぎ着けた。
 1本330ミリリットル入りで希望小売価格が税込み660円。年間2万本の出荷を予定する。市内の商業施設やホテル旅館などで販売するほか、インターネットで注文を受け付けるという。

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