熱中症警戒アラート、23日から運用開始 暑さ指数予測しお知らせ「最大限の予防行動を」

 熱中症の危険性が特に高くなると予想された場合に気象庁と環境省が発表する「熱中症特別警戒アラート」の今季の運用が23日、全国で始まる。静岡県でも熱中症のリスクが年々高まり、昨夏は静岡市で統計開始以来初めて気温40度を超えた。県は熱中症対策を呼びかけるポスターを公共施設に掲示するなどして最大限の予防行動を促す。
 警戒アラートは気温、湿度、日差しの強さなどを基に算出する「暑さ指数(WBGT)」が県内17の観測地点のいずれかで「33」に達すると予測される場合に発表する。2021、22年度は7回、23年度29回、24年度44回と増え、熱中症の救急搬送者数も増加傾向にあるという。
 1段階上の熱中症特別警戒アラートは24年度に運用が始まり、県内の全地点で「35」に達すると予測される場合に発表。24年度の発表はなかったものの、佐久間や松崎、稲取で「35」に達する日があったという。
 県は(1)こまめな水分補給(2)暑さを避ける(3)暑さに備えた体づくり(4)酷暑時には体を冷却―を熱中症対策のポイントに挙げ、情報発信を強化するとしている。

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