
ゲーム画面から飛び出てきたかのような重量感あふれる剣やおのなどを、兵庫県のプラスチック加工会社「匠工芸」が切削技術を生かし、ウレタンやアクリルでオブジェに仕上げた。「ゆうしゃ」や「せんし」といったゲーム内の職業を記したキーホルダーもそろえた。店内の魔法陣を模した舞台では、購入者限定で記念撮影もできる。
店の雰囲気につられて入店したという同市駿河区の大学生俵谷航平さん(21)は「まるでゲームの中に入ったよう。没入感がすごい」と目を輝かせた。同社の折井匠社長(46)は「私のものづくりの原点はガンプラ。ホビーの聖地静岡でRPG好きにはたまらないワクワクする体験を提供したい」と言葉に力を込めた。