同校には大会出場を目指す3年の男子生徒1人がいる。中学まで競技経験はないが、休み時間に同校の監督登録となる袴田裕之教諭とキャッチボールなどで遊んでいた中、野球をやりたいという気持ちが芽生えたという。
今年1月からは、知的障害を持つ特別支援学校の高校生らが高野連主催の大会に出場することを目標にした「甲子園夢プロジェクト」の練習へ月1回参加。2月ごろに加盟の検討を始めた。生徒は袴田監督の助言を受け、自宅で自主練習に取り組んでいるという。
袴田監督は「一打席でも、守備に入ることでも、夢をかなえてあげたい」とし、藤本信浩部長は「生徒の思いがくめる活動の第一歩になればと思っている」と期待を込めた。
特別支援学校の生徒の大会出場を巡っては、昨夏の全国高校野球選手権西東京大会に都立青鳥特別支援学校が単独チームで出場。県高野連によると、連合チームで出場した例は他県でもみられるという。
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