
女子組手個人48キロ級の増田亜美(常葉大菊川)、同53キロ級の宍戸珠子(御殿場西)、同66キロ超級の片岡優月(同)は準優勝だった。
■チームワークと粘りで接戦制し 8年ぶり栄冠
終盤までもつれた手に汗握る接戦をものにした。御殿場西が女子組手団体5人制で、全国選抜では8年ぶりの頂点に。細矢監督は「チームワークでつないで最後まで粘る、御西らしい試合だった」と選手をたたえた。
決勝戦で勝利をたぐり寄せたのは片岡優だった。引き分けでは優勝を逃す状況で迎えた大将戦。互いにポイントを奪えないまま残り23秒の場面で、間合いを詰めてきた相手の隙を狙った上段突きが決まった。片岡優は個人戦では準優勝だっただけに、悔しさを晴らす勝利をつかみ、チームメートと肩を抱き合った。
先鋒(せんぽう)戦を4―1で勝利し、内容勝ちに大きく貢献した片岡美は個人戦でも優勝した。「選抜はもう終わり。再スタートを切る」と指揮官は全国総体での女子団体連覇を見据えた。