静岡銀行は3月27日、すでに提携している山梨中央銀行と長野県を地盤とする八十二銀行の3つの銀行で包括業務提携を結んだと発表しました。「富士山・アルプス アライアンス」を発足し地方創生に向けて連携を拡大させる方針です。
<静岡銀行 八木稔頭取>
「新たなアライアンスをスタートさせることで、地域の課題に対する取り組みを拡大、加速できる」
3月27日、都内で開かれた会見には静岡銀行、八十二銀行、山梨中央銀行の頭取が出席し、3つの銀行で業務提携を結び「富士山・アルプス アライアンス」の発足を発表しました。
長野県を地盤とする八十二銀行は2023年に長野銀行と経営統合し、2026年1月には合併を予定しています。山梨中央銀行は、2020年に静岡銀行と業務提携を結び、地方創生やベンチャーへの協調融資などで連携を進めてきました。
<静岡銀行 八木稔頭取>
「地域活性化や収益機会拡大の取り組みを、3行が連携することで、より効果を高めて、首都圏やアジア諸国からも人材、投資、ビジネスを呼び込めるよう各種の施策を展開していきたい」
八木頭取は、当面の重点施策について人口減少、労働力不足に対する関係人口の増加などを挙げ、3行でプロジェクトチームを立ち上げて取り組む方針を示しました。また、今後5年間で3つの銀行の合算で200億円の収益効果を目指すということです。