新施設や展示も…「浜松科学館」館内一部をリニューアル 学びを楽しむ工夫凝らす

演奏が行われた「へんてこ楽器」の展示ブース=浜松市中央区の浜松科学館 浜松科学館(浜松市中央区)は20日、館内の一部を新装し、オープンした。ワークショップスペースやホームセンターで手に入る素材を使った「へんてこ楽器」など新しい施設や展示を設けるなど利用者が思い思いに学びを楽しみ、創造性を育めるよう工夫を凝らした。
 2階のワークショップスペース「みらいーらルーム」は、工作体験のブースを移転して、気軽に立ち寄れ、多くの来場者を受け入れられるよう整備した。静電気、空気などの原理が学べる体験プログラムも用意した。
 隣接の音ゾーンにお目見えした「へんてこ楽器」は、空気入れと雨どいを組み合わせたパイプオルガン、使われなくなったフライパンを並べたドラムなどの演奏を体験できる。
 「地方都市の科学館を地域住民と一緒に作り上げる」との思いから、デザイン、設計は市内のデザイナーやクリエーターが携わった。誰もが利用しやすい施設を目指し、授乳室を増設し、誘導サインを追加した。
 初日は記念式典に続き、へんてこ楽器を手がけたクリエーターによる演奏会などを開いた。小田木基行館長は「お子さんだけでなく、大人も楽しめる。さまざまな体験を通じて科学の面白さを感じてほしい」と話した。

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