3月20日は「春分の日」。静岡県内はよく晴れて、お出かけ日和の祝日となりました。水族館と科学館では、施設の一部がリニューアルし、個性あふれる施設を多くの人が楽しみました。
<来園者>
「桜と子どもを撮りに来た。最高です。暖かくて春っぽくて」
20日、浜名湖周辺で春の花を楽しむイベント「浜名湖花フェスタ2025」始まりました。メイン会場のひとつ「はままつフラワーパーク」(浜松市中央区)では、見頃を迎えた早咲きの桜や菜の花などを多くの人が楽しんでいました。
<来園者>
「すごくいろんな色があってきれい」
「こんなにきれいに咲いていると思わなかった。すごく天気が朝から良くて、ちょっと出かけようかなって。今まで本当に寒い日だったけど、きょうなら大丈夫だって言ってきた」
20日の静岡県内は、高気圧に覆われ、きのうと比べて、日差しのある時間が長くなりました。日中の最高気温は、静岡で14度、三島で13.6度など、過ごしやすい1日となりました。
子どもたちが見つめているのは「ミズクラゲ」です。静岡県沼津市の「伊豆・三津シーパラダイス」では、クラゲの展示エリア「ふわルーム」が20日オープンしました。
コンセプトは「くつろぎ空間」。水槽には5種類、約200匹のクラゲが展示されています。「ふわルーム」には、全国的にも珍しいというコーナーがあります。植物プランクトンをクラゲに与える、クラゲの餌やり体験です。
<来館者>
「なんかぷわぷわしててかわいい感じだった」
「こういう空間になっているのがすごい。色が変わるのも面白い」
多くの人がクラゲに囲まれて過ごすゆったりとした時間を過ごしました。
また、水族館では18日、うれしい出来事がありました。ゴマフアザラシの赤ちゃんの誕生です。赤ちゃんの性別はオスで、お母さんに甘える愛らしい姿を見ることができます。
<来館者>
「(見るのは)初めて。白くてびっくりした」
白い毛は2週間ほどで大人の毛に生え変わってしまうため、今しか見ることのできない貴重な姿です。
2026年、開館40周年を迎える浜松科学館「みらいーら」(浜松市中央区)では20日、施設の一部がリニューアルし、音楽のまちならではのコーナーが誕生しました。
日用品や廃材などでつくられた「へんてこ楽器」です。「水道管パーカッション」はパイプの長さを調整し、発生する音の波を変えて音階を表現しました。
<制作した長谷部雅彦さん>
「パイプの中に波があって、波の長さが周波数になっている。まさに科学だと」
さっそく、多くの家族連れなどが体験していました。
<体験した人>
「普通の音じゃない「不思議だった」
今回のリニューアルでは、日替わりで体験や工作のプログラムを変えるワークショップのスペースなども新設され、子どもも、大人も科学の世界を楽しんでいました。