サッカー静岡県高校総体の注目選手をピックアップ!山縣優翔(静岡学園)川合亜門(浜松開誠館)山﨑絢心(富士市立)ら中盤は多士済々!【攻撃編】

(左から)川合亜門、泉孝太郎、山縣優翔、山﨑絢心


静岡県高校総体の男子サッカーが5月17日に開幕する。大会を楽しむために、ぜひ知っておいてほしい選手を紹介する。今回は攻撃編。

静岡学園・MF山縣優翔(千里丘FC出身)


1年時の終わりから中盤の底に入り、U-16日本代表にも選出された。「止める・蹴る」の正確な技術で試合を組み立て、「プロになるのはこういう選手だ」とライバル校の監督をうならせるほどの活躍を見せてきた。

ところが昨年12月中旬、全国高校選手権を直前にして「ウイルス性の病気」で離脱。入院期間を含めて約2か月間チームを離れ、ボールに触ることができるようになったのは新人戦も終わった2月に入ってからだった。

「サッカー、早くやりたかったです。ここまで支えてくれたチームメートに感謝していますし、今は充実しています」

山縣が目指すのは、もはや県内3冠ではなく「全国3冠」だ。「プレミアと総体と選手権。みんな狙っていると思います。個人的な課題は分かっているので、得点やアシストの数字にこだわっていきたいです」

ボールをさばく技術だけなら全国でも一級品。予期せぬ体調不良で少し出遅れてしまったが、ここからどれだけ“怖い選手”に成長できるか。ゴールに直結するプレーに注目だ。

(左から)杉田和心、北田優心、篠塚怜音、四海星南


静岡学園は山縣のほかにも、篠塚怜音(ジェフ千葉U-15出身)や四海星南(FC東京U-15深川出身)、北田優心(ガンバ大阪ジュニアユース出身)、杉田和心(静岡学園中出身)ら小柄ながら抜群のテクニックを持つ中盤の選手が並び、チーム内競争を続けている。それぞれ個性が違い、誰が出ても試合の流れを変えられる。

中盤は多士済々

川合亜門(左)と山﨑絢心


他チームでシズサカ編集部が注目する攻撃的選手は4人。浜松開誠館のMF川合亜門(浜松開誠館中出身)、富士市立のMF山﨑絢心(FC Fuji出身)、藤枝東のMF泉孝太郎(FC東京U-15むさし出身)、磐田東のMF加藤侍大(豊田AFC出身)を挙げたい。

川合は浜松開誠館中時代に主将として全中制覇に貢献。高校入学後は不遇をかこった時期もあったが、高校ラストイヤーになって再びキャプテンマークを巻いてプレーする。今季は中盤右サイドが定位置。懐深くにボールを収めて時間をつくり、得意の左足から繰り出す長短のパスで好機を演出する。

富士市立の山﨑も1年時の春からいきなり定位置を確保し、数多くの経験を積んできた。大きく名前を売ったのは飛び級で出場した昨年夏のSBS国際ユースサッカーだろう。技術とスピードを兼備したサイドアタックはエンタメ要素たっぷりだった。密集地帯をスルスルと抜けていくドリブルに注目だ。

加藤侍大(左)と泉孝太郎


藤枝東の泉も昨年から伝統校で定位置をつかみ、大舞台で多くの得点シーンに絡んできた。ドリブルもパスもシュートも高いレベルでこなす万能型MFが藤色軍団を全国に導けるか。

磐田東の加藤はチャンスメーカーとして新人戦準優勝に貢献した。得意の左足で再びチームにアクセントを加えることができれば、全国出場も十分狙えるだろう。
シズサカ シズサカ

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