
(左から)鬼頭里枝さん、櫻木澪さん、ポニキさん、Jリーグお兄さん、ペナルティ・ヒデさん
Jリーグお兄さん:TikTokとInstagramでJリーグお兄さんという名前で活動しています。サッカーの最新情報やユニフォーム、グッズ、お得な情報をいち早く分かりやすくお届けしています。
ヒデ:我々もTikTokを拝見させていただいたんですが、すごく分かりやすかったです!Jリーグお兄さんをきっかけにサッカーを好きになったりするんでしょうね。
櫻木:櫻木澪(さくらぎ・みお)です。普段はTikTokをメインにサッカーの観戦ブログやフットサル練習のゆるゆる動画などを出させていただいています。また、三島のコンセプトカフェでお仕事をさせていただいたり、東京の秋葉原で撮影会モデルなどもさせていただいたりしています。
ポニキ:Jリーグお兄さんのアカウントで昨年、秋葉監督の京昌園のCMのモノマネをして一躍時の人となりましたポニキと申します。
ヒデ:秋葉監督に似てるよ!
鬼頭:音だけ聞いていても本物かと思いました。
ヒデ:ご本人は知ってるの?
ポニキ:分からないです…。
ヒデ:チェックはしているね。絶対好き。何ならポニキさんに寄せると思う。
ポニキ:笑笑
Jリーグお兄さん「藤枝から国立まで歩いたことで話題に」

鬼頭:簡単にプロフィール紹介です。まずはJリーグお兄さん。藤枝と東京を拠点に2022年からJリーグの最新情報やユニフォームの豆知識などをTikTokで配信しています。フォロワー数はおよそ1万8000人。昨年9月に国立競技場で開催されたエスパルス対横浜FC戦。藤枝から歩いて観戦しにいくよいう企画が話題になってバズったTikTokerさんですね。
ヒデ:あの試合、我々行っていますよ。歩いて行ったんですか。なぜ?
Jリーグお兄さん:元々、僕とポニキは藤枝出身で藤枝でずっと活動していました。その前に神戸から国立競技場まで歩くという別のTikToker「全力応援パトニキ」と僕たちが仲良くさせていただいていて、「やるなら今しかないよ」という話になりました。日程見たら、行くしかないとなりました。
ヒデ:どれくらいかかるの?
Jリーグお兄さん:googleマップで見ると、寝ずにいけば二日で行けるんですけど。
ヒデ:それはきついよね。
Jリーグお兄さん:ちまちま一週間かけて行きました。
ヒデ:間に合ったの…?
Jリーグお兄さん:間に合いました。
鬼頭:疲れちゃって試合なんて見られなかったのでは?
Jリーグお兄さん:着いた時は歩いたみんなクタクタだったんですけど、でも試合はもちろんゴール裏で飛び跳ねて応援していました。
ヒデ:着いた時の感動もそうですし、ご覧になった方も沢山いらっしゃったんじゃないですか?
Jリーグお兄さん:ものすごく応援していただきました。
鬼頭:藤枝だと藤枝MYFCがありますけど、応援するチームはオレンジでいいんですね?
ポニキ:歴史上の関係で物心ついた時からオレンジになっちゃったという…。
ヒデ:澪さんも?
櫻木:私は出身が三島なので、アスルクラロ沼津と清水エスパルス兼任サポーターです。
サッカー情報を分かりやすく

鬼頭:このお三方が様々な企画でコラボレーションしているということなんですけど、普段はどんな動画をアップしているんですか?
Jリーグお兄さん:例えば、UEFAチャンピオンズリーグのやり方が今年から変わるとニュースになった時、みんな読むのは面倒くさいじゃないですか。それを見ただけで分かりやすく「こういうことか!」となるニュースを発信しています。
ヒデ:めちゃくちゃありがたいよ。
鬼頭:サッカーを知らないとまとめられない。お兄さんはサッカーをずっとやっていたんですか?
Jリーグお兄さん:はい、やっていました。藤色のユニフォームではないんですが、小学生の時から地元のチームで。
ポニキ:僕ももちろんやっていました。同じ藤枝で。
櫻木:最近フットサルの練習しています。
「コンセプトカフェ×サッカー」
鬼頭:澪ちゃんにもいろいろ聞いてみたい!「エスパルス(Jリーグサポ)のアイドル系コンカフェ上等」という名刺をいただいてます。まず、コンカフェ(コンセプトカフェ)というのは?櫻木:コンセプトのあるカフェです。私はアイドルコンセプトのカフェで働かせていただいています。
ヒデ:我々も普通に行けるんですか?
櫻木:行けます!
ヒデ:さぞお高いんでしょう…?
櫻木:ワンセット40分で1,980円です。

鬼頭:アイドルがコンセプトだと歌を歌うとか握手会とかあるんですか?
櫻木:歌ったり踊ったりもさせていただいているんですけど、フリーコスプレDAYという日もあって、キャストが各々で好きな衣装が着れるんですけど、私のお客様はサッカーが好きな方が多いので、リクエストをいただいてユニフォームを着て出勤したりしています。
ヒデ:そのイベントに必ず行きそうな芸人をご紹介しますね。明石家さんまです。さんまさん一番好きなんだから(笑)
櫻木:ええ~笑
ヒデ:女性に何を着てほしいか聞いた時、サッカーのユニフォームって必ず言うもん。
鬼頭:本当にさんまさん行きそうですね。そうやってサッカーが繋がっていくの嬉しいですね。
エスパルスのゴール裏で応援してます!
ヒデ:Jリーグ、特に静岡のチームの話をしたいね。現在、清水エスパルスが唯一J1ですね。Jリーグお兄さんから見た清水エスパルスの現状とか強みは何だと感じますか?Jリーグお兄さん:やはりJ1になったことで、昨年とは違うエスパルスを見られていることはものすごく面白いと思っています。開幕2連勝。優勝争いをしているサンフレッチェ広島と引き分け。そこから負けてしまった試合もあるんですけど、ディフェンス陣がものすごくかっこいいなと思っています。
キーパーの沖悠哉選手はじめ、住吉ジェラニレショーン選手、高橋祐治選手、蓮川壮大選手、高木践選手とか。J1になってもディフェンスがしっかりできているというのがものすごく見ていて面白いなと思います。
ヒデ:点を取られないことがまず大事ですもんね。ゴリゴリのサポーター、ポニキさんはどうですか?

ポニキ:J2に2年間いた時もありましたけど、それも無駄ではなかったと思います。前までのエスパルスというのはサポーターの皆さんが選手のプレーにミスがあると罵声があったんです。
ヒデ:僕もラジオでそれはどうなの?って結構言ってた。
ポニキ:J2、特に秋葉監督になってからはサポーターの皆さんの気持ちも変わったんです。ミスしても応援して選手を後押ししようという想いをもっている人が多くなったので、今年のJ1でも活きているのかなと思います。
Jリーグお兄さん:僕とポニキと澪さんの3人でエスパルスのゴール裏の応援団に入らせていただいているんですけど、ポニキが大きい旗を最前列で振ったり、僕たちが2列目で飛んでたりするんですけど、ブーイングなどはしないというスタンスの団で、とにかくしっかり90分出し切ろうと思っています。
ヒデ:思うことはあるけど、試合中は背中を押すような形がいいですね。ちょっと気になったんですけど、「ポニキと澪“さん”」という言い方からしてちょっと距離があるんですか?
鬼頭:「澪」だと「俺の女感」が出てません…?
櫻木:あとは実際年齢が一番上なので(笑)
Jリーグお兄さん:姉貴なんですよ。
ヒデ:圧倒的年下かと思っていました!そんな関係性だったんですね。澪さんにお聞きしたいのですが、アスルクラロ沼津も好きということ。エスパルスとアスルクラロが対戦した時、どういう気持ちでどっちを応援するとかあるんですか?
櫻木:私はまだそういう場面に直面したことはないんですけど、実際あったらすごい複雑だなと思いながら応援します(笑)清水エスパルス寄りになってしまうかもしれないんですけど、アスルクラロ沼津も地元なので。エスパルスの試合がない時はホーム戦に行かせていただいているので、情があるので複雑な気持ちです。
ヒデ:地元というのはね。僕の場合、船橋にはチームがないから「ヒャクゼロ(100パーセント)」で静岡のチームを応援できるんです。
「推しの選手の推しどころは?」

鬼頭:今回サポーター愛を語ってもらっていますけど、澪さんのエスパルスの魅力や好きな選手や好きなゴールシーンを聞きたいです。
櫻木:私、昨年推しの選手ができまして…。北川航也選手を推させていただいています。
ヒデ:そうだろうなと思いましたよ。キャプテンでかっこいいし。
櫻木:理由がありまして…。北川選手は元々45番の背番号を背負っていたんですけど、昨季23番の背番号になった時に、プレースタイルや動きが全然違うなという印象を受けました。シーズンオフの間に色々な努力をしたのかなというのを感じ、その姿にすごい期待して応援させていただいています。
ヒデ:秋葉監督も仰っていたんですけど、キャプテンにしたことで今までと人格が全く変わるくらい練習に対する想いとチームメイトに対する対応が変わったって言っていましたよ。そこを澪さんは見ていたんでしょうね。
鬼頭:真面目な方ですからね。嬉しいでしょうね。
ヒデ:ポニキもエスパルス愛、語っちゃってくださいよ。
ポニキ:僕は66番の住吉選手を推させていただいています。僕自身、サッカーでのポジションはキーパーをやっていたこともあって結構後ろの選手が好きです。一時は今京都にいる鈴木義宜選手を推していました。僕の勝手な見解なんですけど、サッカーは点を取るシーンが目立ってしまうんです。でも、僕としてはゴールを気持ちで守るシーンとかがかっこいいと思っていて、その影響で後ろのポジションの選手を推しています。
ヒデ:縁の下の力持ちね。スポットは点を取った選手にいきがちだけど、その何個か前に抑えているからね。
「Jリーグと同じ誕生日のお兄さんのサッカー愛」

ヒデ:Jリーグお兄さんもどうぞ。
Jリーグお兄さん:では、Jリーグ愛を最後にいいですか。実は僕、日韓ワールドカップの年、2002年5月15日生まれなんですよ。Jリーグと同じ5月15日生まれでもあります。
ヒデ:僕どっちも行っていますよ。
Jリーグお兄さん:羨ましいです。
ヒデ:その時にオギャーですか。運命感じますよね。
Jリーグお兄さん:日本でワールドカップが行われた年の、Jリーグと同じ誕生日に生まれた。且つサッカー大好き、出身は藤枝、静岡サッカー王国ということは…。色々なSNSを見ていると「サッカーあるある」だったり、ユニフォームを着て可愛い女の子が踊ったりするのは多いですけど、情報を上手く伝えるTikTokerはいなかったので、ここで僕がやれば新しいジャンルを切り開けると思ったので始めました。だからもっと雑学的なところやJリーグの軌跡をもっとみんなに知ってもらいたいなと思います。
ヒデ:「意外とこんな分かりやすいスポーツなんだ」と好きになる方もいらっしゃるかもしれないですからね。あの日のことは覚えていますよ。ブルーインパルスがスタジアムぎりぎりに飛んで、喜んで抱き合って、右側にプロレスの蝶野さんがいて、左側に「五体不満足」でお馴染みの乙武洋匡さんがいらっしゃって、近くにほかの芸能人の方もいて、みんなサッカーでひとつになったあの瞬間。良い時間を過ごせたなと思います。サッカーから学ぶこともあったりするからね。そう考えると申し子だね。
3人にとってJリーグとは…
鬼頭:お兄さんは「Jリーグとは」、お二人は「エスパルスとは」を教えてください。ポニキ:エスパルスに限らず、Jリーグとは僕にとって「生き甲斐」です。Jリーグがある週が楽しみで、それがあると日常の辛いことも耐えてJリーグを見に行って楽しみたいと思っています。
櫻木:「自分の人生の全てであり、自分の目標」とさせていただいています。人生の全てというと少し重いような話になってしまうのですが、以前、別のお仕事をさせていただいていた時に鬱病にかかってしまいました。そこから救ってくれたのがサッカー。人生全部をサッカーに救ってもらったと思います。
ヒデ:重い扉だったのをスっと開けてくれた一つがサッカーだったということですね。最後、お兄さんお願いします。
Jリーグお兄さん:僕にとってJリーグは「誇り」です。Jリーグがあるから一週間頑張ろうとなるし、毎週末スタジアムで色々な人と会うのがものすごく楽しいんですよ。それはエスパルスに限らず、色んなチームの人がそうじゃないですか。世界に誇れることだと思います。
ヒデ:愛を感じましたね。
鬼頭:スタジアムでお三方を探したいと思います。
ヒデ:私はコンセプトカフェでも探したいと思います!