島田や川根の話題ぎゅっと
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下、遠出や外食がしづらい状況が続いています。そんな中、知恵を絞って営業や商品開発に取り組む地域の話題をご紹介します。島田や川根など近くにお住まいの方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・寺田将人〉
SL客車で特別なランチタイム 観光客に開放 大井川鉄道千頭駅
「休憩所として活用してほしい」―。大井川鉄道(本社・島田市)はこのほど、本線終点の千頭駅(川根本町)に停車する蒸気機関車(SL)の客車を一時開放するサービスを始めた。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で休業またはテークアウト販売に切り替える飲食店が多い同駅前で購入後、食べる場所に困る観光客らを考えての取り組み。
開放日時は「きかんしゃトーマス号」運行日の午後1時20分~2時までの約40分。車両は抗菌・抗ウイルス加工済みで窓を開けて換気を徹底する。混雑具合で乗車人数を制限する場合もある。同社は「特別な空間でランチタイムを楽しんでほしい」と期待を寄せる。
SL以外の乗客も利用可能。車での来場者は駅構内入場料(150円)を支払う。実施は9月27日まで。
〈2021.09.08 あなたの静岡新聞〉
希少キノコのバーガー テークアウトにいかが?
島田市川根町の大井川電機製作所が「ホホホタケ」と名付けて生産する希少キノコのハナビラタケを使ったハンバーガーを、同市幸町の「トラントトロワ・カフェ」が考案した。オーナーの原田真人さん(35)は「ユニークな地元食材を知る機会になればうれしい」と話している。15日から販売する予定。
もともと和風バーガーを作ろうと考えていた原田さんが商品を知り、特徴的な見た目や生産技術の高さにほれ込み採用を決めた。「新鮮な組み合わせを楽しんで」と話している。
川根町産のジャガイモのフライとセットで1300円。営業時間は午前11時~午後4時で、現在はテークアウトのみ。問い合わせは同店<電0547(39)7300>へ。
〈2021.09.06 あなたの静岡新聞〉
お茶漬けやパスタ お店の味、自宅で簡単に再現できます
島田市竹下の「KADODE OOIGAWA」は、施設内のお茶漬け店や農家レストランのメニューを簡単に再現できる食事キットの販売を開始した。担当者は「コロナ禍で自宅での食事が増える中、気軽にお店の味を楽しんでほしい」とPRしている。
農家レストラン「Da Monde」では形が悪いなどの理由で出荷できない野菜を積極的に活用していて、自宅向けに焼津産トマトを使ったパスタ「アマトリチャーナ」を冷凍パックにした。
いずれも税込み680円。施設内のマルシェやお茶エリアで販売している。
〈2021.08.30 あなたの静岡新聞〉
川根本町のユズで「盛り塩」 コロナ禍、災いはらい清めてみては
神棚製造販売の静岡木工(神棚の里)=吉田町=はこのほど、川根本町産のユズを使用した「盛り塩」を商品化した。鮮やかな黄色は「土」を象徴する色と言われ、金運アップに効果があるという。
女性目線を重視し、新商品の開発を進める中で香りが楽しめて、使い終わった後にバスソルトとしても使えるようにと香り豊かなユズに焦点を当てた。川根本町でユズ商品開発を手掛ける「KAWANE SENSE」のユズ粉末を使用した。
神棚の里各店舗のほか、「KAWANE―」のオンラインショップで注文可能。990円(税込み)。
〈2021.09.01 あなたの静岡新聞〉