朝のデスクおすすめ
おはようございます。6月16日(水)午前9時を回りました。きょうは「麦とろの日」でもあり「和菓子の日」でもあるそうです。疲れ気味なのでとろろと甘いもの、両方で元気を付けたいところです。
静岡が大好きな編集者のまとめ特集「知っとこ」は今日も4回更新を予定しています。この時間は私のおすすめ記事を4本ピックアップしてご紹介します。
〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・松本直之〉
家飲みに「責め」の日本酒 萩錦酒造とコメヤス酒店が商品化
静岡市駿河区の酒蔵「萩錦酒造」(萩原知令社長)と葵区の「コメヤス酒店」(岡野重美代表)は、日本酒を搾る工程の終盤でもろみに一定の圧力をかけて得られる「責め」と呼ばれる清酒の新ブランド「責め取り」を発売した。
ラベルは、文字をアートとして描く静岡市出身のカリグラフィー作家、ザックバランさんが手がけた。
萩原社長は「手頃な価格で品質の高い日本酒が味わえる『責め』を楽しんでほしい」と話す。
純米大吟醸や吟醸など5種類で各種1800ミリリットルと720ミリリットルの2サイズ。問い合わせはコメヤス酒店<電054(252)6632>へ。
脱サラ→三島で新規就農 中村兄弟の“朝取れ”トウモロコシ 直売始動「いずれは行列作りたい」
脱サラ後に三島市笹原新田の農地で新規就農した中村嶺志さん(35)と弟の航さん(29)が19日、今年から栽培しているトウモロコシの直売を同市のJA三島函南本店で始める。糖度が高まる日の出前に収穫した“朝取れ”を用意し、感染対策としてドライブスルー形式で販売する。週に数日開催する予定で、「いずれは三島のトウモロコシで行列を作りたい」と意気込む。
夜に糖分を蓄えるトウモロコシは寒暖差で甘さが増し、標高数百メートルの箱根西麓は最適の環境という。鳥獣被害により地元ではトウモロコシの生産が敬遠されてきたが、JAの指導を受けた対策でこれまでの被害はゼロ。6月から初めての旬を迎え、毎日300~500本のトウモロコシが出荷されている。
朝取れの直売では、最も甘くなる早朝3~5時に収穫したトウモロコシを午前6時から売り出す。同JAの駐車場を使い、職員が出勤する前の1時間にドライブスルー方式で販売する。嶺志さんは「三島でおいしいトウモロコシが食べられる。これから時間をかけて定着させていきたい」と語る。
自動車内装材を生活に 共和レザーがBtoC本格参入 合成皮革のバッグや衣料、ECサイトで販売
自動車シート用表皮材などを製造する共和レザーは、原料の合成皮革を使った自社のファッション・生活用品を販売する電子商取引(EC)サイトを開設し、BtoC(個人消費者向け)事業に本格参入した。軽く丈夫で防水性のある自動車内装材の特長を生かした商品群で、新規需要創出に挑む。
ECサイト「Sobagni(ソバニ)」で、バッグや衣料品など35種類を販売する。内部に複数のポケットを付けた約500グラムの軽量ビジネスバッグ(税込み2万7千円)や通気性を高めたスリッパ(同3380円)など、デザインと機能性を両立させた。
2月に新設したブランド企画部の5人が商品企画を担当し、国内縫製メーカーが仕上げる。サイト名には顧客に寄り添う思いを込めた。
国内アパレル事業者に素材を提供したゴルフバッグや、外部デザイナーにイラストを依頼したマウスパッドといったコラボ商品もそろえた。外部との提携商品も含め、今後は販売点数の拡充に努める。アウトドア関連の商品開発も目指す。
同社は自動車内装用合成皮革製造で国内シェアトップ。この数年、国内婦人服ブランドと連携したオリジナルバッグ販売など個人消費者向け事業に試験的に取り組み、収益化の計画を練ってきた。
ブランド企画部の中村美由紀部長は「動物由来ではない合成皮革はエシカル(倫理的)な素材として、環境意識の高い現在の消費者に訴求できる。素材とデザインにこだわった商品を提供したい」と意気込む。
富士に宿泊療養施設確保 21日稼働、静岡県発表【新型コロナ】
静岡県は15日、新型コロナウイルス患者の県内5カ所目の宿泊療養施設として富士市日乃出町のアパホテル富士中央店を確保したと発表した。21日に稼働を開始する。
国は3月、感染者の健康管理を強化した宿泊療養施設の設置を都道府県に求めていた。県は同様の施設をさらに1カ所確保する方針。
県によると、アパホテル富士中央店の総客室数は163室で、事務局やスタッフ控室などを除いた149室を療養者用として活用する。