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〈 3時のアフタヌーンクリップ 〉

 こんにちは。6月10日(木)午後3時を回りました。きょうも蒸し暑いですね。お茶でも飲んで、ちょっと一息つきましょう。この時間は朝からよく読まれている記事や、編集部で話題に上った記事を4本ご紹介します。
 〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・村松響子〉

熱海のクラブ、昼は「レトロ喫茶」 苦境打開へ「あたみスカッシュ」で挑戦

 新型コロナ禍で“夜の店”が苦境に立たされている中、熱海市銀座町のクラブ「メルヘン・ザ・ウェイブス」が新たな挑戦に乗り出す。営業時間外だった昼間に同じ店舗で「喫茶メルヘン」を10日から営業し、熱海特産のダイダイを使ったソフトドリンクなどを提供する。鈴木恵次オーナーは「いつまでも下を向いていられない」と話し、クラブになじみの薄い若者や女性客の獲得を目指す。

喫茶メルヘンで提供するあたみスカッシュ(左)やクリームソーダ=熱海市銀座
喫茶メルヘンで提供するあたみスカッシュ(左)やクリームソーダ=熱海市銀座
 コンセプトは「熱海のレトロなドリンク喫茶」。全国トップ級のダイダイ生産地で、国産レモン発祥の地でもある熱海をPRしようと、ダイダイとレモンの果汁を炭酸で割ったあたみスカッシュ(770円)をメインに、メロンやイチゴなど七つの味のクリームソーダなどを販売する。
 東京都などの緊急事態宣言の発令と解除が相次ぎ、「クラブの客足は回復してきたと思ったらすぐに低迷する。昨年からこの繰り返し」(鈴木美香子店長)だった。苦境の打開策を約3カ月模索して行き着いたのが、日中の喫茶営業だった。
 同店近くの熱海銀座商店街には若者に人気のスイーツ店が立ち並ぶ。しかしテークアウトした商品を落ち着いて食べられる場所が少ないため、他店の商品を持ち込んで食べられるようにする。鈴木オーナーは「若者や女性に夜の店の雰囲気を知ってもらう機会になれば」と期待した。店頭と店内に「インスタ映え」する撮影スポットも設ける。喫茶の営業は午前11時~午後4時(原則無休)。

感謝込めサプライズ花火 静岡・日本平、医療従事者を夜空から応援

 静岡市の日本平ホテルで9日夜、新型コロナウイルス感染症収束の願いと医療従事者への感謝を届けるサプライズ花火が打ち上げられた。初夏の夜空を祈りを込めた花火が彩った。

新型コロナ収束の願いと医療従事者への感謝を込めたサプライズ花火=9日午後8時ごろ、静岡市駿河区の日本平ホテル(写真部・坂本豊)
新型コロナ収束の願いと医療従事者への感謝を込めたサプライズ花火=9日午後8時ごろ、静岡市駿河区の日本平ホテル(写真部・坂本豊)
 静岡駿府ライオンズクラブ(渡辺安秋会長)が悪疫退散を祈願するとともに、医療従事者や市民に笑顔になってもらおうと企画。静玉屋(静岡市葵区)の協力の下、密集を避けるため、事前告知なしで実施した。
 約9分間で約270発を打ち上げた。スターマインの速射で華やかに開幕。中盤は菊、牡丹(ぼたん)など古くから伝わる型を単発で披露し、最後は金色の柳で締めくくった。疫病を鎮めるとされる妖怪「アマビエ」型の花火も上がった。
 渡辺会長は「医療従事者は昼夜問わず尽力されている。言葉では表せないほどの感謝を伝えたい」と話した。

ワクチン接種協力に多数の応募 静岡県内、募集に医療従事者1201人【新型コロナ】

 静岡県は9日、新型コロナウイルスのワクチン接種を拡充するため実施した医療従事者募集に、1201人の応募があったと発表した。これとは別に県歯科医師会から467人分の歯科医師名簿の提供もあった。計1668人を各地の大規模・集団接種に活用し、政府が求める高齢者の7月末までの完了を目指す。

静岡県庁
静岡県庁
 県新型コロナ対策課によると、応募があったのは医師113人、歯科医師31人、薬剤師194人、看護師863人。医師や歯科医師、看護師の一部はワクチンの打ち手としての役割が期待される。打ち手以外の看護師、薬剤師は被接種者の対応やワクチン管理などに当たる。
 県歯科医師会が提供した名簿に関しても、同会が接種に協力する意向のある人を募集していた。
 計1668人の登録者はリスト化し、市町と共有する。登録者の居住地や希望する従事地域を踏まえ、県や市町が個別に業務を依頼する。報酬は県が依頼する場合は1時間当たり医師2万円、歯科医師1万円など。
 県担当者は「多くの応募があり、心強い。高齢者接種終了後も協力をお願いしていく」と話した。

目指せ年間王者! ランバイク疾走 全日本選手権4戦3勝の桑原君(三島)、実力に磨き 9月引退

 ペダルがなく地面を蹴って進む専用自転車で競うランバイクで、三島市立中郷小3年の桑原大我君(8)が、国内最高峰のランバイクレースの全日本選手権シリーズで3回目の年間グランドチャンピオンを目指している。選手権は9歳で引退する仕組みのため、桑原君は9月に競技から退く。最終シーズンを迎え「連勝して年間王者になりたい。競技を終えたら陸上に力を入れる。夢は五輪に出ること」と力強く語った。

レースで実力を発揮する桑原君(右)=5月上旬、裾野市今里の市運動公園
レースで実力を発揮する桑原君(右)=5月上旬、裾野市今里の市運動公園
 同シリーズは、全12戦を約1年間かけてポイント制で競う。裾野市でこのほど開かれた第4戦は変形コーナーを含む約250メートル。桑原君は予備予選から準決勝まで1位で通過し、決勝も圧倒的な実力で優勝を果たした。桑原君と同じチームの樺山琥太郎君(8)=小山町=も2位に入り、県勢が上位独占した。
 桑原君がランバイクを始めたのは4歳。清水町で開かれたレースを見て興味を持ち、チーム「ファーストキッズIZU」や個人での練習を重ねて実力を付けた。米国で開かれた世界大会の4歳クラスで優勝するなど頭角を現し、国内外の大会で活躍している。
 勝ちにこだわり、練習をしてきた桑原君。努力家で、練習が結果につながることをランバイクを通して学んだという。練習や大会を通じ、全国の友達に会えることも競技に臨むモチベーションになっている。
 ランバイクは保護者が監督として指導することが多い。父の佑生さん(42)が戦略や技術面、母の和美さん(43)がメンタル面のサポートに当たった。和美さんは「親子の信頼関係が強まった」と話す。
 これまでの4戦で3勝し、9月まで残すレースで連勝を狙う。引退後はランバイクと並行して練習に取り組んでいる陸上競技に力を注ぐ。桑原君は「100メートルで世界記録を出したい」と目を輝かせた。
 (東部総局・山本萌絵佳)