「まぼろしの滝」富士山に出現 雪解け水 初夏告げる 須走口5合目付近

 富士山の雪解けがピークとなる時期に見られる「まぼろしの滝」が小山町の須走口5合目付近に出現している。山肌に数時間だけ「川」が現れる神秘的な光景で、澄んだ水のせせらぎが初夏の訪れを告げている。

雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近
雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる「まぼろしの滝」=3日午前、小山町の須走口5合目付近

 落差数十センチから1、2メートルほどの小さな滝が多いものの、最大5メートル前後の地点もあるという。3日午前11時すぎには豊富な清流が山肌を下った。川幅が2・5メートルを超える地点もあり、ハイカーたちがしきりにシャッターを切った。
 山頂付近の雪解け水が溶岩流の跡を流れ落ちる現象で、例年は5月初旬から6月初旬ごろに現れる。山小屋関係者らによると、今年は気温が高い日が多く、例年より1週間以上早く出現している。今年の見頃は5月中旬ごろまでという。
 現地は須走口5合目駐車場から片道25分ほどの登山道が整備されている。
 (御殿場支局・塩谷将広)

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