動物愛護センター整備費、ふるさと納税で募る 静岡県、目標1800万円

 静岡県は2025年度に富士市大淵に開所する県動物愛護センター(仮称)について、ふるさと納税の制度を使った「ガバメントクラウドファンディング」で整備費を募っている。目標金額は約1800万円。保護した犬や猫の飼育環境向上、飼い主のいない猫を減らすための不妊去勢を行う手術室の整備に充てる。7月14日まで。

静岡県動物愛護センターのイメージ
静岡県動物愛護センターのイメージ
猫展示エリアのイメージ
猫展示エリアのイメージ
静岡県動物愛護センターのイメージ
猫展示エリアのイメージ

 老朽化が進む県動物管理指導センター(浜松市中央区)を移転改築し、保護した犬や猫の展示エリア、マッチングルーム、譲渡室を設ける。敷地面積は2万7000平方メートル。富士山を望むドッグラン(約2100平方メートル)も整備する。
 現在の施設は譲渡に向けた長期収容の機能が不足し、処分施設のイメージが強いことから、新たな動物愛護の拠点として機能転換を図る。収容能力は犬20匹、猫90匹。最近の引き取り傾向を踏まえて猫を増やしたという。
 整備事業費は10億5900万円。目標金額は他自治体の実績を踏まえて設定した。返礼品はない。県衛生課の阿部冬樹課長は「県民が訪れやすく愛される施設を目指す。全国の皆さんの気持ちを施設に反映させていきたい」と協力を呼びかけている。
 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディングのページで募集している。

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