依田勉三の短編完成 公開 松崎高、静大生が脚本制作 地元ロケ敢行
松崎町の松崎高の生徒や静岡市駿河区の静岡大の学生が主導して制作した短編映画「ＢＥＮ ＢＥＮ（ベンベン）」が完成し、１０日に同町の伊豆文邸でお披露目された。北海道の十勝平野開拓に貢献した地元の偉人依田勉三を題材に、松崎の風景などの魅力を詰め込んだ映像を、出演した地元住民らが鑑賞した。
主人公の女子高生が勉三の功績を知り、将来の夢について思いをはせる約２０分のストーリー。上映が終わると、会場は温かい拍手で包まれ、参加者が制作過程を振り返ったり、感想を語り合ったりした。
町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「２０３０松崎プロジェクト」の一環で、２０２２年５月に着手した。生徒や学生が初めて脚本制作やロケに取り組み、町内外の約４０人が携わった。監督の静岡大３年の松永理子さん（２１）は「たくさんの人が関わったおかげで完成した。松崎らしさが伝わる作品になった」と話した。
町環境改善センターで１７日に開かれる松崎プロジェクトの報告会で再上映するほか、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも公開する予定。
（松崎支局・太田達也）
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