掛川のねむの木学園 三島で絵画展 宮城まり子さんによる人物評も

 掛川市のねむの木学園の学園生が描いた絵画展「ねむの木のこどもたちとまり子美術展」が8月18日まで、三島信用金庫本店(三島市芝本町)のさんしんギャラリー善で開かれている。

カラフルで温かみある作品が並ぶ絵画展=三島市芝本町のさんしんギャラリー善
カラフルで温かみある作品が並ぶ絵画展=三島市芝本町のさんしんギャラリー善

 学園生約15人が描いた新作をはじめ、収蔵庫に保管されていた未発表作など50点以上を展示する。一人一人の作品をあえて点在させて、幅広い作品を鑑賞できるように配置。学園創設者で2020年に亡くなった宮城まり子さんが学園生に充てた人物評もあり、作者の世界観にも触れることができる。カラフルで温かみある作品が並び、来場者の目を楽しませている。
 宮城さんは生前に「絵を描き続けてね」と学園生に伝えていたといい、ねむの木こども美術館の本目力館長と本目俊光副館長は「約束が心の中にある。みんなお母さん(宮城さん)と対話しながら絵を描いている」と話した。
 絵画展は同金庫が地域社会におけるダイバーシティ推進に貢献するため企画した。

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