御前崎中 30年度200人以下 市議会で市教委、見込み示す

 御前崎市議会6月定例会は12日、一般質問を行った。市教育委員会は牧之原市の学校再編計画に伴い、2030年度に御前崎中の全校生徒が200人を下回るとの見込みを明らかにした。
 同校の学区は現在、御前崎市の御前崎小と白羽小、牧之原市の地頭方小の3校があり、両市が学校組合方式で共同運営している。牧之原市は30~33年度をめどに榛原、相良両地域に小中一貫の義務教育学校を開校する方針で、地頭方小の児童は今後、相良地域の新設校に通う可能性が高い。
 市によると、23年度の御前崎中の全校生徒は343人で、約27%に当たる91人が地頭方地区から通学している。御前崎小と白羽小の児童数も減少していて、御前崎中の生徒数減は避けられない情勢という。吉村紳治郎教育長は御前崎中の今後の在り方について「重要課題であることは十分認識している。多方面と協議していきたい」と述べた。

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