水窪の魅力紹介 「いきいき応援隊」研修会 前身元隊員・冨士川さん 浜松

 浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館でこのほど、浜松山里いきいき応援隊(山いき隊)の研修会が開かれた。山いき隊の前身・ふじのくに暮らし推進隊元隊員で、現在はバイオベンチャー企業「AuB(オーブ)」取締役の冨士川凜太郎さん(43)=同町在住=が講師として登壇し、中山間地域で暮らすメリットや現在の働き方などを紹介した。

移住後の暮らし方や働き方について紹介する冨士川さん=浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館
移住後の暮らし方や働き方について紹介する冨士川さん=浜松市天竜区水窪町の水窪文化会館

 冨士川さんは都内の大手メーカーで3年間働いた後、2012年に同隊員として水窪町に移住した。隊員時代は、祭りのインターネット配信や交流サイト(SNS)を通じた情報発信などを取り組んだ。現在は水窪町で生活を送り、東京に週2、3回出張する二拠点生活を送る。
 同町で暮らすメリットとして、冨士川さんは生活コストが安く自由な暮らし方を選べることや伸び伸びとした子育てができることを紹介した。仕事面では、「将来的に増えていく過疎地の中で、仕事をつくる力を身につけるとつぶしが利くと思う」と話した。
 研修会では山いき隊員ら10人が出席した。

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