地域フェローに社会人4人認定 静岡県立大

 静岡県立大(静岡市駿河区)はこのほど、外部講師として大学の教育活動に貢献した地域の社会人4人に「地域みらいづくりフェロー」の認定証を授与した。

認定証を受け取った参加者ら=静岡市駿河区の県立大
認定証を受け取った参加者ら=静岡市駿河区の県立大

 4人は草薙神社(静岡市清水区)龍勢保存会顧問の秋本健さん、山田裕彦さん、同会会長の増田正彦さんと、焼津水産化学工業(焼津市)研究開発部の角元高樹さん。地域を学ぶ講座「しずおか学」で、ロケット型花火を打ち上げる県無形民俗文化財「草薙大龍勢」の歴史や食品化学について学生に講義してきた。
 同大で行われた認定証授与式で尾池和夫学長は「地域の歴史や産業など社会の経験を学生に伝授いただき、『静岡』を学んだ学生に世界へ飛躍するヒントを与えてくれた」とこれまでの協力に感謝した。
 同大では地域と協力して地域課題を解決する人材を育成するため、2019年から地域の社会人を招き、学生向けに講座を行ってきた。フェロー認定者は5年間で79人になった。

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