食のブランド化学ぶ 静岡県立大でビジネスセミナー

 静岡県立大地域経営研究センターは18日、ビジネスセミナー「『おいしい』地域のブランドをつくろう!」を静岡市駿河区の同大草薙キャンパスで開いた。オンライン参加も含め、高校生や大学生、社会人など幅広い年代の市民約160人が聴講した。

岐阜県飛騨市の食品のブランド化の経緯を紹介する都竹市長=静岡市駿河区の県立大草薙キャンパス
岐阜県飛騨市の食品のブランド化の経緯を紹介する都竹市長=静岡市駿河区の県立大草薙キャンパス

 岐阜県飛騨市の都竹淳也市長が「小さなきっかけから育てる食のブランドづくり」と題して講演した。同市の気候や水質、伝承作物などに基づいて地域特有の食の魅力を紹介し、「消費者がおいしさをより実感できるような、食に関する地域ならではのストーリーを生み出すことが大切」と強調した。
 セミナーのテーマに「地域を強くする観光のブランドづくり」を提起した同センター長の岩崎邦彦教授は、「食の豊かさは市民の幸福度にもつながる。セミナーが静岡の食文化向上につながれば」と期待した。

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