子どもに居場所「カフェ」 住民らと食事やレクリエーション 西伊豆「ちゃぶだいクラブ」が開設

 西伊豆町田子地区の住民ボランティア団体「ちゃぶだいクラブ」が、子どもの居場所づくりの取り組み「子どもカフェ」を開始した。地域とのつながりが希薄になる中、多年代と交流する場所を子どもに提供し、成長を促していく。

振る舞われたカレーライスを楽しむ子どもたち=西伊豆町田子の旧かしわや食堂
振る舞われたカレーライスを楽しむ子どもたち=西伊豆町田子の旧かしわや食堂

 同団体は、2022年度に発足し、田子地区まちづくり協議会の会員有志でつくる。「旧かしわや食堂」を拠点に食事を振る舞ったり、レクリエーションを行ったりする。
 2月上旬、集まった児童生徒にカレーライスを振る舞った。児童らはカレーを食べながら、地域の住民と会話を楽しんだ。今後は、お菓子づくりや学習の補助も行う予定。
 椿直光代表(69)は「かつて家族がちゃぶ台を囲んでいたように、地域の交流拠点にしていきたい。子どもが大人と関わることで、将来の夢を思い描いてほしい」と話した。
 主に小中学生が対象。開催日時は、毎週土曜日午前10時~午後3時。ボランティアも募集中。問い合わせは椿代表<電0558(53)0013>へ。

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