西伊豆町チーム 夫婦、親子、きょうだい…家族のつながり武器にたすきつなぐ【市町対抗駅伝】

 第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する西伊豆町チームは、夫婦と親子が1組、きょうだい2組が所属し、選手の多くが家族というメンバー構成でたすきをつなぐ。高齢化や人口減少が進み代表選手の選出に手を焼く中、家族同士で励まし合い実力を付けてきた。家族のつながりを武器に、冬の駿河路を駆ける。

手を重ねて気合を入れる(左から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小
手を重ねて気合を入れる(左から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小
練習に臨む(右から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小
練習に臨む(右から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小
手を重ねて気合を入れる(左から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小
練習に臨む(右から順に)田中さん夫婦、井堀さん親子、宇都宮さんきょうだい、堤さんきょうだい=11月30日午後5時50分ごろ、西伊豆町宇久須の賀茂小

 11月30日夕、同町宇久須の賀茂小で練習が行われていた。照明に照らされた1周200メートルの土のグラウンドで、選手同士が「ファイト」「ラスト踏ん張れ」と声を掛け合う。渥美貴弘監督(48)は「性別や年齢に関係なく、記録が近い選手を目標にし合って切磋琢磨(せっさたくま)している」と話す。
 出場する家族は、田中泰斗さん(24)と妻の絢菜さん(23)、井堀浩央さん(43)と息子の玲音[れおん]さん(14)、宇都宮陸斗さん(13)と妹の心愛[ここあ]さん(11)、堤月姫[るな]さん(14)と弟の蓮王[れお]さん(12)。それぞれが家族をライバルや目標に定めて、記録を伸ばしてきた。
 堤月姫さんは「弟と一緒に練習していて、最近は追いつかれるようになってきた。負けないように頑張る」と闘志を燃やす。田中さん夫婦はそろって代表選手を務めることを目標に掲げてきた。泰斗さんは「互いに支え合って練習してきた。チームの団結力ではどこにも負けない」と意気込む。
 渥美監督は「自己記録を更新する喜びを感じてもらえるような指導を心がけてきた。本番では、全員がベストの走りをしてほしい」と期待する。

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