風水力発電活用へ 高効率な羽根視察 浜松商議所

 浜松商工会議所はこのほど、再生可能エネルギー分野の技術活用促進に向けた会員企業向け視察会を開き、浜松市内の製造、電力関係など約30社の関係者が参加した。風力・小水力発電などで活用できる高効率なブレード(羽根)を開発研究しているグローバルエナジー(同市浜北区)を訪れ、協業の可能性を探った。

グローバルエナジーが開発した垂直軸型風車を見学する参加者=浜松市浜北区
グローバルエナジーが開発した垂直軸型風車を見学する参加者=浜松市浜北区

 同社の鈴木政彦社長が、空気の流れを利用し、微風でも効率良く回転する独自のブレード機構について解説し、同社に設置している垂直軸型風車やプロペラ型風車などを披露した。鈴木社長は「まだまだ多様な使い方ができる。乗り物でも究極のアシストになる」と強調した。
 視察会は新産業に挑戦する企業を後押しする「浜松地域新産業創出会議」の一環。同商議所の担当者は「会員企業の技術や事業と結びつけ、実証実験の実施などにつなげていきたい」と話した。

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