風力発電点検にドローン 中部電力、御前崎で初の活用

 中部電力は20日、ドローンを用いた風力発電設備の点検作業を御前崎市合戸で初めて行った。落雷を受けた際に電気を地上に逃がすため、風車ブレード(羽根)に内蔵されている導体「ダウンコンダクタ」に異常がないか調査した。点検の業務効率化と安全性向上が期待でき、24年5月以降の本格導入を目指す。

ドローンを活用して風力発電設備の点検を行う作業員=20日午前、御前崎市合戸
ドローンを活用して風力発電設備の点検を行う作業員=20日午前、御前崎市合戸
風車のブレード先端に電極を接触させるドローン
風車のブレード先端に電極を接触させるドローン
ドローンを活用して風力発電設備の点検を行う作業員=20日午前、御前崎市合戸
風車のブレード先端に電極を接触させるドローン

 ダウンコンダクタはブレードが回転することで劣化が進み、断線した状態で被雷するとブレードが壊れる危険性があるという。点検では、ドローンの機体に設置した電極をブレード先端部に接触させて導体に電気を流し、地上のオシロスコープで電波の波形を測定することで断線していないか確認した。
 ドローンを活用した点検方法は中部大と連携して開発。従来の人による作業と比べ、作業日数が約8割削減できるという。中電担当者は「風力発電設備は建設後もしっかり安全点検を行うことが重要。海上など厳しい作業環境下でも対応できるように点検技術を高めていきたい」と述べた。

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