北海道産食品で旅気分を 静鉄ストア7店舗に専用売り場
静鉄ストア(静岡市葵区)は、チョコレートや羊肉など北海道産の食品の品ぞろえを強化している。道内企業と連携し、県内7店舗に専用売り場を常設。新型コロナウイルス下の巣ごもり需要が一服する中、県民に人気が高い北海道産品で需要喚起を図る。
バーやジンギスカン専門店を運営するAPRグループ(札幌市)が開発したウイスキー入りアイスクリームやタレ漬けの厚切り羊肉などが店頭に並ぶ。アイスは道外店舗での販売は初という。
40~50歳代をターゲットに据え、旅行気分を味わえる商材をそろえた。クラフトビールなど高級感のある商品の拡充を検討しているほか、県産抹茶や北海道産の牛乳、小豆を使ったスイーツを共同開発する。
期間限定で開催を重ねていた北海道フェアの人気は底堅く、集客力強化の一手として売り場常設に踏み切った。年間売上高目標は1千万円。担当者は「今後も他では手に入らない付加価値の高い商品を展開していく」と語った。