グッズで「伊豆山、忘れない」 ピクニックシート販売 熱海

 熱海市など伊豆地域を中心に活動する函南町のデザインユニット「BACCO(バッコ)」が10日まで、同市伊豆山の復興支援グッズとして製作したピクニックシートをJR熱海駅ビル「ラスカ熱海」で販売している。土産物を通じて観光客にも伊豆山を応援してほしいとの願いが込められている。

復興支援グッズとして製作したBACCOのピクニックシート=熱海市のラスカ熱海
復興支援グッズとして製作したBACCOのピクニックシート=熱海市のラスカ熱海

 バッコは同市のボランティア団体「テンカラセン」と地元アーティストによる復興支援ブランド「is3(イズサン)」に参加している。シートは電線や鋼鉄コイルの包装に使う紙でできていて、強度や耐水性に優れる。伊豆山神社や逢初(あいぞめ)橋、伊豆山の山々をイメージした模様がプリントされている。売上金はテンカラセンの復興支援活動に役立てられる。
 バッコの松下理恵子代表(50)は「復興支援を難しく考えないようにポップなデザインにした。楽しく、長く使ってもらうことで伊豆山のことを忘れないでほしい」と話した。
 is3の復興支援グッズはテンカラセンのホームページや、伊豆山のコミュニティーカフェ「あいぞめ珈琲店」でも販売している。

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