茶況(6月3日)初倉の生産本格化へ 静岡市中 静岡県産二茶

 静岡市中の静岡県産二茶は、来週以降に初倉の出回りが本格化する見通し。磐田や榛原などの工場も順次販売を始める予定で、買い手の関心が高まっている。
 市中問屋は「需要の先行きは見通せないが、値ごろ品を一定量確保する」と話す。初倉の生産者は「上級品の引き合いは前年よりやや弱い。生産量は増やさない」と語る。
 鹿児島県本土物二茶は、さえみどり、あさつゆなどの見本が届いた。郡部問屋は「鹿児島現地の生産量が膨らまない見通しから、相場もしっかりしているのでは」とみる。

 藤枝 市場関係者によると、二茶の収穫が本格化するのは来週後半ごろからの見込み。

 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場でわせ品種が出回り始めた。金谷地域は週明けの7、8日ごろから生産が本格化する。

 榛原、相良 複数の茶商は二茶の仕入れに消極的な姿勢を示している。

 掛川、小笠 茶商は父の日用の商品を展開し、新茶をPRしている。

 袋井、森 森町の茶業関係者は「樹勢が弱っているため、台刈りを行った茶園が多く見られる」と指摘する。

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