米共和党議員「ガザに原爆」 批判集中、早期解決の例えと説明

 【ワシントン共同】米下院のウォルバーグ議員(共和党)は30日までに、イスラエル軍が侵攻したパレスチナ自治区ガザに関し「ナガサキやヒロシマのようであるべきだ。早く終わらせられる」と述べ、原爆投下を促すような発言をした。
 ウォルバーグ氏の報道担当はワシントン・ポスト紙に「(イスラム組織ハマスという)敵に早く打ち勝つための例えだった」と説明したが、ウォルバーグ氏の地元ミシガン州の民主党議員らからは「おぞましい発言」と批判が集中した。
 ウォルバーグ氏は25日、同州の有権者集会で、ガザへの人道支援のため米国が進める臨時の埠頭建設の必要性を問われ、「人道支援には一銭も使うべきでない」と答えた後、広島と長崎の発言を続けた。
 付け加える形で、ロシアが侵攻したウクライナにおいても「同様だ」と述べ、人道支援よりも、プーチン大統領率いるロシアの一掃に全資源を投じるべきだと主張した。

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