地元・清水で「清水女子プロレス祭り」を開催。元プロレスラー・カルロス天野さんへインタビュー

4月11日、清水マリンビル(静岡市清水区)で笑いあり、歌ありの興行「清水女子プロレス祭り」が開催されました。同大会をプロデュースしたのは、清水出身の元プロレスラー・カルロス天野さん(本名:天野理恵子)です。天野さんに、現役時代のエピソードや大会への想いを伺いました。

<カルロス天野さんプロフィール>
1993年清水市立商業高等学校卒業後、1994年JWP女子プロレスでデビュー。2015年外傷性脳幹損傷により引退。20年間の選手生活で6つのタイトルを獲得。

エネルギー源はお客さんを喜ばせるため

-プロレスとの出会いについて教えてください。
天野さん:きっかけはプロレス好きの祖父の影響です。祖父がテレビで『全日本プロレス中継』を見ている後ろで、父とプロレスごっこをして遊んでいた子どもでした。

-現役時代の得意技を教えてください。
天野さん:関節技で格闘色の強いスタイルが自分の持ち味でした。お客さんが見たいものと自分がやりたいことが異なり、葛藤した時期もありました。でも最終的には、自分がやりたい内容でいかにお客さんを喜ばせられるか考えるようになりました。

-プロレスラーに求められることはどんなことですか?
天野さん:まず基礎体力、持久力、精神力です。日々の練習の積み重ねと、体力がなければお客さんに面白い試合を見せることはできません。相手に怪我をさせないこと、自分自身も怪我をしないこと。そのために、受け身の技術を磨くことも大切です。

縁に支えられて清水で興行を開催

-なぜ、清水での興行開催をしようと思ったのですか? 
天野さん:以前から地元の清水で何かやりたいという想いはありました。デビュー前から親交のある永島千佳世選手に背中を押され開催を決意しました。(今大会が永島選手のデビュー31周年記念)。引退してからの10年の間、何をしていたのかと思うこともありましたが、この年月があったからこそ実現できたのだと思います。見に来てくださった方、協力してくださった方々。その全てが縁だと思います。これからも縁を大切にしたいですね。

「清水女子プロレス祭り」でデビュー31周年を迎えた永島千佳世選手。

-最後にまだプロレスを見たことがない方へのメッセージをお願いします。
天野さん:選手たちは試合を通して人生を見せてくれます。勝敗は大事ですが、それ以上のものがプロレスの試合にはあります。ぜひ生で試合を見てください。

元女子プロレスラー長与千種さんによる歌の披露で、会場はさらに盛り上がりました!

<取材後記 初めての女子プロレス観戦>
「プロレス=怖そう」という先入観は、今回の観戦で一気に吹き飛びました。「みなとかっぽれ振興会」による踊りから始まった大会は、天野さんの郷土愛があふれていました。リング上の敵・味方を越え、観客を喜ばせるために全力で戦う選手たち。そのひたむきな姿に、胸を打たれました。

選手たちの華やかな衣装を見るのも楽しかったです。

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