(文と写真=アナウンスマイスター・野路毅彦)

板場に立って33年という女性すし職人が、浜松駅から南へ徒歩3分の砂山町に店を構える。「末広鮨」の三代目・横田知佐子さんだ。兄弟のいない一人娘で、子どものころから「自分がすし店を継ぐのだろう」と将来を想像して育ったという。
4月からSBSテレビで放送中のドラマ『時すでにおスシ!?』(火曜よる10時~)は、一人息子を社会人1年生まで育てた50歳の母親=待山みなと(永作博美)が、堅物の大江戸海弥(松山ケンイチ)が講師を務める、すし職人養成学校に通う物語を横田さんは、80代の母親、仕事仲間と3人で楽しんでいる。

劇中のすし学校は、生徒を3カ月で、すし職人に育てることをうたい文句にしているが、そんなに早く立派なにぎりずしが作れるようになるものだろうか? 意外にも「握るだけなら20日でできる」と横田さんは断言する。
フランス料理の女性シェフに頼まれて、にぎりずしを教えたことがあるそうだ。昼休みに40~50も握り続ける猛練習の末だったが、お客さんに提供できる力を短期間でつけさせた。ただし「季節やその日の天気によって、塩加減や酢のあんばい、だしの利かせ方を変えていくことは、長年の経験がないとできない」と、横田さんは語る。
「ドラマのあのメンバーで店を出したら素晴らしくなる」と思い描く横田さん。「大江戸先生は職人に徹してもらって(笑)。柿木さん(ファーストサマーウイカ)は、お客さんと上手に会話しながら巻物を作っているイメージ。立石さん(佐野史郎)は店の経営面もみてくれそう」と、個性豊かな役柄を、それぞれふさわしい場所に配した。では、みなとの役割は?
「あんなに全体を見られる人を、一つの作業にかかりきりにさせたらもったいない。いくつもの仕事を少しずつ的確にフォローして回るのが、みなとさんの適性。うちで店長として雇いたい」と横田さんは、みなとのコミュニケーション能力を絶賛した。
確かにみなとは、隣の席の人が言いたくないことを尋ねられていたら、さっと話題を変えられるし、ロボット掃除機が働くのを見て「任せられるところは頼ってみましょう」と、的確な例えで人を説得できる。
子育てを終えたタイミングで友達に誘われ、たまたま、すし学校に入ったみなとが果たして本当にすし職人になれるのか? 大江戸先生との関係はどうなるのか? いずれも年齢的に「時すでに遅し」なのだろうか?ドラマは中盤にさしかかる。
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■火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』
SBSテレビ 火曜よる10:00
出演:永作博美、松山ケンイチ、ファーストサマーウイカ、佐野史郎ほか
新しいことに挑戦するすべての人にエールを送る
笑いあり! ロマンスあり! 美味しいおスシあり! の人生応援ドラマ!
永作博美演じる子育てを終えた待山みなとが、50歳で久しぶりに訪れた“自分の時間”に戸惑いながらも、第二の人生を歩み始める、完全オリジナルの人生応援ドラマ。
■「末広鮨」
住所:浜松市中央区砂山町360-6
電話番号:053‐452-6288
営業時間:午前11時半~午後1時、午後5時半~9時(火・水曜定休)








































































