伊場遺跡群は、中央区東伊場二丁目他に位置し、東西2.3km、南北1.2kmの範囲に広がる遺跡の総称です。遺跡群には、古代の郡役所、敷智郡家(ふちぐうけ)と関連する施設が広がっていたことが発掘調査によって判明しており、地方行政の実態を示す木簡が数多く出土しています。
本木簡の概要
・7~10世紀、古代国家の地域経営のあり方や社会を知る上で、重要な史料群です。・徴税や帳簿など行政に関わることや祭祀にかかわる内容が記されています。
・地方の遺跡で初めて7世紀の木簡がまとまって出土した事例です。
今後の官報告示をもって、浜松市では22件目の国の重要文化財が誕生します(浜松市博物館所蔵品では2件目※)。
※弥生時代の「伊場遺跡群出土品」605点が、令和7年9月26日に重要文化財(考古資料)に指定されています。

代表的な木簡
1は己亥年(699)に淵(渕)評(ふちのこおり)に帰還する人物に発給した通行手形状の文書。大宝律令(701)制定以前の表記がみられる。2は「竹田郷」(伊場遺跡とその周辺)の郷長を召喚した文書。3は布(調庸)の荷札。郡役所が布の徴収にかかわり、実務において荷札を用いていたことが知られる。4は雨にかかわる祈りにかかわる文書。「急々如律令」という呪文がみえる。









































































