ジュビロ磐田、甲府に1-0でクリーンシート達成!7試合ぶり先発の元日本代表GK川島永嗣と守備を支えたMF金子大毅のコメント


安間貴義新監督を迎えたジュビロ磐田は、その初戦となった10月4日のヴァンフォーレ甲府戦でクリーンシートを達成しました。ボランチの金子大毅選手は戦術の中で相手からボールを奪い取る特長が存分に生かされました。

7試合ぶり先発の元日本代表GKでキャプテンマークを着けた川島永嗣選手と、守備を支えたMF金子大毅選手にお話を聞きました。

金子大毅選手

-守備で金子選手は効いていた。
奪うとか拾うというのは特長なので、それを出さなきゃ出ている価値はないのかなと。もう少し頭を使いながらできる部分はもっとあると思うんですけど、狙いを持って奪えたシーンはあったのかなと思います。

-監督が代わって最も意識したことは。
まずはやっぱり最初に失点しないっていうことをすごい意識していたし、失点しなければ前に実力のある選手もいるし、そこでどこかで1点取れれば(試合を優位に)進められると思います。ただ1点取った後の最後の戦い方っていうのは突き詰めなきゃいけない部分もあると思います。

-井上潮音選手との連係については。
気を利かせて最終ラインから引き出してくれる時もあるし、スペースが空いていたら走り込んでくれるし、後ろにいるときも危ないシーンでケアしてくれるし、そこは(磐田に)入って結構時間がたっているので特徴をつかみながらやれたかと思います。

-2人のパス交換も多かった。
中盤2人が近くでプレーしようっていうのは監督にも言われていたし、そこのパス交換が増えればゲームは落ち着くので、だからこそ後半の最後のところとかはいろんなリスクを考えた上でプレーしなきゃいけないんですけど、もう少し攻めるところと守るところとはっきりできたらいいなと思いました。

-後半、体力的にはどうだったのか。
前半が結構多分みんな上げて入って、そこでやっぱり監督も言っていましたけど、練習からしっかりやって、これをベースにしようっていう、それを90分できるようにしていこうっていう話があったんですけど、少し落ちてしまったところで危ないシーンがあったのかと思います。

練習から上げていくことはもちろんだし、相手がいろんなところを突いてそこで1回キープしたり、シュートを打ったり、一回流れを切るとか。そこで自分たちが時間を作れればもっと優位に進められるかなと思います。

ー守備については。
やっぱりしっかり戻るだったり、体の動きだったり、ラインを上げるとか、本当に基本的なことを今週はやってきたので、そこをみんな忠実にやっていたかなと思います。

川島永嗣選手


-監督交代直後の試合で無失点勝利した。

やっぱり監督交代っていうね、自分たちにとっても大きな責任がある出来事だったと思いますし、この結果っていうのは監督の責任だけではないし、一番選手自身が責任を感じなければいけないものだと思うので、そういった意味で本当に残り、今日の試合を含めて、そういう責任を自分自身が背負ってプレーしなければいけないなっていうのはありますし。

ただ本当に残された時間も少ない中で結果というものだけを求められるので、今日とりあえず一つ勝ててよかったと思います。

-安間監督に最も言われていたことは。
基本的にやろうとすることは変わらないですし、ただその細かいところの中でプレッシャー、どこまで自分たちがわかってどれだけプレスバックしなければいけないのか、セカンドボールを拾うためにどうするのかっていうところをより細かく言ってくれていますし、やっぱり攻撃のところでどれだけ自分たちがゴールに向かうかっていうところも突き詰めて言ってくれているところもある。

まだまだ多分この4日では足りなかった部分もあると思いますし、自分たち自身もね、より良くするために今までやってきたことのベースっていうのは崩さない中で、しっかりやっていければいいのかなと思います。

-ディフェンスが組織化され、キーパーとしては楽になっているか。
そうですね。やっぱり細かい守備っていうのは本当、原則を守ることが大切だと思いますし、それはやっぱりどれだけやれるかでね、確率っていうのを少なくしていけるので、そこはやっぱりチームとしてやっていこうというのをもう1回できたのは大きいですし。

ただ今日の後半もそうですけど、もっともっと自分たちはやらなければいけないですし、相手もまた変わってくるので、厳しいゲームの中でもそういうところをできるようにね、ちょっと(次の試合前の期間が)空くので、そういう中で準備していきたいなと思います。

-危機的な状況になると川島選手に出番が巡ってくる。個人的にも難しいシーズンとなっている。
それは別に僕だけじゃないし、選手全員にとってね、やっぱり試合に出る時期もあったり出ない時期っていうのは僕だけじゃなくて、全選手にやっぱりあることだと思います。それは今日もそうですし。

ただもう本当に難しい状況の中でね、やっぱりチーム一丸となって1人1人がやっぱり自分のできることを最大限やることが一番だと思います。

去年もそうですけれど、やっぱりこのチームの良さっていうのは本当に団結力だし、グループとしての絆の強さだと思います。

最初から出る選手もいるし、途中からの役割の選手もいるし。ただやっぱりそういう1人1人が、自分の役割っていうのを全うすることが今一番大切だと思う。それを1人1人が責任を持ってやっていくことが大事かなと思っています。
シズサカ シズサカ

静岡新聞社編集局運動部がサッカーや野球、バスケットボール、ラグビー、バレーボールなど、さまざまなスポーツの話題をお届けします。紙面では紹介しきれない選手たちの表情や、ちょっとしたこぼれ話をお楽しみに。最新情報は運動部の公式X(旧Twitter)でチェックを!

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