
「伊佐見田んぼアート」今年も田植えの季節がやってきた

曇天と田んぼ
令和7年6月14日(土曜日)、伊佐見協働センター南隣の田んぼで田植えが行われました。上空は厚い雲に覆われ、気温は22度で心地よい風が吹いており、田植えをするには非常に良い気候となりました。

田んぼアートの仕組みを解説する古橋さん
伊佐見協働センター駐車場で開会式が行われました。今年は20人のこどもがボランティアとして参加し、うち5人は昨年から参加しているリピーターです。伊佐見地区コミュニティ協議会顧問の古橋さんから、田んぼアートが出現する仕組み、今年の田んぼアートデザインについて説明がありました。

意を決して田んぼに足を踏み入れるこどもたち
田んぼにやってきました。伊佐見小学校1年生の方に意気込みを聞いたところ、「初めての田植えなのでとても楽しみだ」とやる気満々でした。ただ、いざ田んぼに入るとなると少々抵抗があるようで、多くのこどもたちが水際で二の足を踏んでいました。
そんな中、リピーターのこどもが先陣を切って田んぼに足を踏み入れ、初参加のこどもたちをリードしていました。

一瞬で足と腕が泥だらけ
この日は前日までの雨で田んぼの水かさが増し、膝上まで水に浸かってしまうこどもたちが大半でした。しかし、そんなことは気にする様子はなく、水の中に手を突っ込み、テンポよく田植えを進めていました。

筆者も田植えに挑戦!
こどもたちに負けるわけにはいきません。筆者も田んぼに入り田植えに挑戦しました。膝下くらいまで足が泥の中に沈み、上手く前に進むことができません。低い姿勢を保ちながら苗を1本1本植えていると、少しずつ腰が悲鳴を上げ始め、全身から汗が噴き出してきます。私たちが何気なく食べているお米ですが、田植えだけでこんなに大変だなんて......。
農家の方や食べ物への感謝がより一層強まりました。

田植えの楽しさに魅了されたこどもたち
田植えに夢中になるあまり、顔に泥が付いてしまったこどももいました。昨年度に引き続き田植えに挑戦した伊佐見小学校3年生の方にお話を聞いたところ、「田植えが楽しい。途中で尻もちをついて泥だらけになってしまったけど全然気にならない」と、まぶしい笑顔を見せてくれました。

田植え完了!田んぼアートが楽しみです!
こどもたちの協力もあってスムーズに田植えを終わらせることができました。奇しくも、こどもたちが引き上げた直後にゲリラ豪雨となり、まるで田植えが終わるのを待っていてくれたかのようでした。
そして、8月下旬に田んぼアートが出現しました。

伊佐見地区のシンボル「ナウマンゾウ」と、同地区出身の作詞家清水みのるにちなんだ「ピアノ」が描かれている
伊佐見協働センターの特設やぐらから10月中旬頃まで鑑賞できます。11月開催予定の伊佐見協働センターまつりでは、収穫したもち米で餅つき大会を行う予定です。非常に楽しみですね。