
ジュビロ磐田は9月27日、ホームのヤマハスタジアムでRB大宮アルディージャと対戦します。7位磐田は勝ち点48、8位大宮は47。9月13日のFC今治との前回ホーム戦のような生き残りを懸けた戦いとなります。総力戦が求められる中、切り札的存在の川崎一輝選手、川合徳孟選手がチームを勝利に導きます。
磐田は今季の総得点45のうち、途中出場の選手が奪ったゴールは12点。内訳はマテウスペイショット選手が4点、渡辺りょう選手が3点、佐藤凌我選手が2点、川合選手、川崎選手、角昂志郎選手が各1点となっています。
DF川崎一輝「もう落とせる試合ない」
-練習で豪快なボレーシュートを決めるなどキレキレです。いえいえ、そんなことはありません。でも前の試合(9月20日の藤枝MYFC戦)くらいからだいぶ感覚がすごい良くなっています。痛みはほぼなくなってきています。
-足の痛みはいつぐらいからあったんですか。
2カ月前ですね、ちょうど中断期間で休みがあった前ぐらいですかね。8月の始めぐらい。もう2カ月ぐらいですかね。
-その頃は試合に絡んではいました。
ずっと自分的にはフルでできない感じがあったので、もうシーズン終盤で、ここで我慢してずっと100でできへんようにやるのか、1回休んで100できるような感じにするかで考えたときに、シーズンも少ないので、一旦休んで100に、(痛みを)ゼロにしてからという気持ちで1カ月休みました。
-その期間の経過は。
最初はあまり変わらず治らなかったので、もうやりながら治すしかないかなと思って、痛いながらもリハビリをやっていたんですけど。その痛みも最初10だったのがどんどん落ちてきてはいたんですけど、なんか5割4割ぐらいからなかなか下にいかなくて、どうしようどうしようと思っていたんですけど、まあなんか何とかいけたかな。
-藤枝戦はまだ万全な状態ではなかったんですか。
藤枝戦のアップぐらいまではちょっと痛くてというのがあったんですけど、試合に出た瞬間からもう0になっていて。そんなこともあんねんみたいな感じですね(笑)まあ0のときとはちょっと違う感じなんですけど。
-残り8試合は休みがあったからこそフルでやれそうですか。
はい。落とせる試合というのはもうないので、まだ可能性がなくなったわけじゃないし、チーム1人1人がどんだけ昇格したいかという気持ちがここから大事で、それが強ければ昇格できると思っています。
-昇格争いなどの経験はこれまでありましたか。
いや、ないっす。讃岐のときはもうずっと下の方だったので。そんな昇格争いとか、プレーオフとかも全然なかったので、こういう経験というのは大学の時とかも1回あったかなぐらいかな。楽しみですね。
-次節対戦する大宮の印象は。
すごいうまい選手がたくさんいて、タレントもおって、サイドにテクニック系で速くて、前に大きくて外国人とかもいたりとかでっていう感じで、隙がないチームかなという印象ですけど、そこまで僕らが前の試合やって、めちゃくちゃ強いなっていうイメージはないですけど。
-5月31日の前回対戦は同点ゴールをアシストしました。
そうですね、はい。
-そろそろ第1子の出産も控えます。
来月ですね。ちょっと早まるかもしれないですね。
-ファンの方へ、次節の個人的な意気込みを。
落とせる試合がない中で、僕自身も結果として数字でやっていきたいと思っていたので、そこでまずチームに得点アシストで貢献しながら一つでも上の順位に噛み付いていけるように、僕の持ち味であるフルに出しながら泥臭くやっていくので、会場まで応援に来てください。
MF川合徳孟「1日1日アピールしてチームを勢いづける」
-前節の藤枝戦は後半33分からの出場でした。
難しい試合だったんですけど、自分が点を取れればよかった。チャンスがあったので取れればよかったなと。
-1点差で負けている状況でした。これからもこのような時間帯での起用があると思いますが。
それよりも先制されるというのがチームとしてあまりよくないことなので、そこは改善しないといけないですし、その後自分たちが取り返した後というのも大事だと思うので、そういう一回プレーが切れたときだったり、そういうところをもっともっと集中するというところと、チームとしてやらないといけないことを合わせるというのをやっていかなければとは思います。
-U-20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)の日本代表には入ることができませんでしたが、U-23代表のアジア・カップ予選のクウェート戦でハットトリックするなど海外遠征の経験を積んでいます。
久々にゴールを取ったので、ゴールの感覚というのはつかめたのかなとは思います。(U-20は)選ばれたかったですけど切り替えて。自チームでまず活躍しないと代表は選ばれないと思うので、試合に絡めるようにチームで頑張りたいと思っています。
-U-23代表のミャンマー遠征から9月11日に帰国し、9月13日のFC今治戦に途中出場しました。
時差(の影響)もそんなになかったので、あまり体調とかは全然大丈夫でした。
-U-23では後藤啓介選手(ベルギー1部シントトロイデン、磐田ユース出)が9番、川合が10番をつけていました。遠征中はどんな会話をしていましたか。
アドバイスはいつもそんなにもらわないんですけど、最初選ばれたときは「なんでお前が10番なんだよ」って言ってきたんですけど。磐田の試合は多分見ていると思うので状況も知っていると思うので聞かれなかったんですけど、「J1昇格させろよ」みたいなことは言われました。
-川合選手は年上の後藤選手のことを「ケイスケ」と呼びますね。
それは啓介だけです。昔から知っているので、中学から知っていてプライベートでもサッカーをしたりして遊んでいたので、それで結構呼び捨てになった感じです。
-チームでは先発出場をアピールしたいところです。
毎回の練習を常に監督、コーチだったりも見てくれているので、もう本当1日1日の練習をしっかりアピールし、試合でも途中から出て、チームにどれだけ勢いをつけられるかっていうところが今は特に大事だと思うので、そこをもっともっと出していければスタメンのチャンスも来るんじゃないかなと思います。