J2藤枝MYFCでここまでチームトップの7ゴールを挙げているMF浅倉廉選手が、気持ち新たに残りの試合に全力を注ぐ覚悟です。ここ数試合、ひときわ目立つプレーで存在感を放ち、得点も重ねて自身をアピール。同時に「まだまだ足りない」と課題も感じたと言います。
20日の全体練習後、須藤大輔監督と2人きりでのミーティングを実施。「圧倒的な選手になってほしい」と背中を押された指揮官の言葉を胸に、最高の輝きをピッチで表現するつもりです。
MF浅倉廉「チームをもっと上に」
―練習後に監督と話し込んでいたが。いろいろ話をしましたが、簡単に言うとチームがこのような状況なので、残りの試合で自分が、本当にもう王様じゃないですけど、そういった選手になれるようにと。熊本戦ではまだまだ足りないから、パス成功率100パーセントで、なおかつ数字を残せるぐらいの選手になれるように頑張ってくれ、という話です。
―もともと引っ張っていこうという意識は持っているのでは。
熊本戦はいつもと意識を変えて挑み、点は取れたのですが、それ以外の部分でまだまだ足りないなと本当に思いました。フィジカル的な部分や質、全てまだまだだなと感じたので、残りのシーズンでしっかり仕上げたいと思います。
―自分がチームを勝たせる選手にと。
本当にそうです。(監督からは)得点のところでチームを勝たせ、それ以外のところでもミスをせず、何も言うことがないというような選手のレベルまで成長してほしいと。自分もそう思ったので、そこに向けてやっていきたいです。
―改めてこのタイミングでそのように思えた感じか。
今までは何となく、活躍したいという気持ちでやってきてはいたのですが、熊本戦はちゃんと上のステージを意識して挑んだ試合でした。そこで、もっとやらないとということがはっきりしました。
―愛媛戦に向けて。
まずは得点やアシストでチームを勝たせること。あとはミスを一回もしないぐらいの意識でやりたいです。ただ、それで安全なプレーばかりになるのではなく、攻撃的なプレーでミスをせずチャンスを持ってきたい。本当にそれぐらいの強い気持ちでやっていきたいなと思います。

―勝ちきるために足りないと感じるところは。
現状は1試合で1点しか取れていないので、複数得点を。それとミスからの失点を防ぎたいです。失点も得点も、最後のところだと思います。つくりの部分や支配率は(良い)。チームが勝つためには最後の部分がポイントだと感じます。そこが整ってきてからビルドアップや内容を突き詰めていくのが良いのかなと思います。
―ここからさらなる飛躍をという思いがかなり強くなっていると。
今季が始まる当初は得点とアシストで10に乗せる目標を立てましたが、今(の目標)はもう15ゴール5アシストです。そこにいきます。
―このところ点を取って好調を維持している。
ここ3試合ぐらいは1試合2得点を狙っていました。それができていれば勝てたり引き分けたり、チームをもう少し上に連れて行けた。目指しているところはもっと上なので、1点ではまだまだです。