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22日の県J4クラブ強化トレーニングマッチで、J1清水エスパルスと対戦したJ2藤枝MYFC。3バックの右で出場した前田翔茉選手は前半40分過ぎにPKを獲得し、これを自ら決めて勝利に貢献しました。また、名古屋グランパスから期限付き移籍で加入した榊原杏太選手は、右のシャドーで合流後の対外試合初出場。それぞれが持ち味を生かし、リーグ戦出場へアピールしました。
前田翔茉選手

―PKを獲得したシーンを振り返って。
僕たちはこのトレーニングマッチを、ただの練習試合とは捉えていなくて、優勝を狙いにいこうと意識を共有しています。その中で自分の特長を出すことにも重きを置いてプレーしていたので、大曽根(広汰)選手とのワンツーで、自分のスピードを生かしてPKを取れた良いプレーだったと思います。
―PKを自ら蹴ったのはどのような流れで。
前日の札幌戦でもPKのシーンがあり、芹生(海翔)が中川風希選手のもとに自分からボールを取りにいって蹴り、得点しました。やはり自分が獲得したPKだったので(蹴ろうと思い)立ち上がった瞬間からボールを探しました。金子翔太選手が持っていたので歩み寄って「蹴らせてくれ」と。金子選手も「蹴れ」と言ってくれたので、思い切って決めることができました。

―本職のポジションは。
今は分からないです(笑)。中高、大学2年ぐらいまではFWをやっていましたが、そこから左サイドハーフをやりました。藤枝に内定後は右のCBをやらせてもらい、そこから右のWBも。最近は右WB、CB3枚の右が多いです。今勝負したいのは右サイドなので、そこは負けたくないです。
―多くのサポーターが駆けつけた中でのプレー。感じたことは。
とてもありがたい環境です。これだけの人が見に来てくれて、地元のこのスタジアムでプレーすることが小さいころからの夢でしたし、清水さんもずっと見てきたチームなので、こうしてプレーできて自信につながります。ここでは絶対に負けてはいけないと思うので、それを体現できた試合でした。

―この試合で出した結果をリーグ戦に生かしたい。どのようにやっていきたいか。
前半戦はチームとしてもなかなか勝てない時期が続き、個人としても試合に絡んでも何もできませんでした。秋田戦のゴールから出場機会が限られてしまいました。後半戦スタートの札幌戦は負けてしまいましたが、ここから僕がもっとチームを押し上げられるように、自分と向き合ってやっていきたいです。
榊原杏太選手

―藤枝で対外試合初出場。プレーを振り返って。
全体的にポジティブです。もっとやらなければいけないところもありますが、初めての試合ということを考えれば良かったと思います。
―意識したことは。
間を抜けることや、間で受けて前を向く部分を意識していました。
―試合間隔があいていたと思うが、影響は。
きつかったです。
―多くの観客が来た中での雰囲気は。
とても良い雰囲気でやることができました。

―自身は清水ジュニアユース出身。意識はあったか。
特に大きな意識はなかったです。(清水との対戦は)名古屋の時に練習試合でやることもありました。
―見えた課題は。
課題というよりは、合わせていくだけかなと思います。
―どのようなプレーを見せていきたいか。
まだ得点はないのですが、ゴールやアシストが自分の特長だと思っているので、今後はその部分をリーグ戦で見せていければと思います。