静岡県教職員組合が国民民主党の支持政党除外を一転して「破棄」榛葉賀津也幹事長も推薦へ

教職員らで構成する静岡県教職員組合は、2024年11月、国民民主党を支持政党から除外し、今後の選挙で候補予定者を推薦しないとする声明を出していましたが、2025年3月、一転して連携休止を破棄することを決定しました。

2025年7月の参院選に出馬予定の榛葉賀津也幹事長の推薦に向け、動き出す方針です。

県教職員組合は2024年11月、「国民民主党を支持政党から除外し、今後の選挙において、同党所属の議員及び候補予定者を推薦しないこととする。国民民主党の榛葉幹事長と田中健県連会長については、当分の間、推薦議員としての連携を休止する」としていました。

2024年10月の衆院選前後の国民民主党の対応は、静岡県教職員組合の方針である「立憲民主党・国民民主党と連合による政治勢力の再結集」を反故にするとともに、自公政権の延命を図るものであり看過できないとしたほか、榛葉幹事長が立憲民主党を「立憲共産党」と公言し続けたことを要因にあげています。

関係者によりますと、2025年3月3日、田中県連会長が静岡県教職員組合本部を訪れ、今後の対応について協議し「和解」したということです。

翌4日、中央執行委員会は、「国民民主党の支持政党からの除外と推薦議員としての連携休止」を破棄することを決定しました。

3月7日に行われた中央委員会で、赤池浩章中央執行委員長は、「国政選挙における静教組の基本方針は『立憲民主党、国民民主党と連合の三者による政治勢力の再結集』です。現在、開会中の通常国会では、予算案の修正を巡って各党の思惑が入り乱れましたが、立憲民主党、国民民主党、連合の三者による連携に一定の期待を感じる状況と捉え、静教組は国民民主党との連携休止を破棄すると共に、各選挙の候補予定者の推薦に向けた手続きに取り掛かります」と述べたということです。

静岡県教職員組合は、3月14日に告示される静岡市議選のほか、7月に予定される参院選に出馬予定の榛葉賀津也幹事長についても推薦する方針です。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1