静岡市が整備を目指すアリーナを中心とした東静岡地区の新しいまちづくりについて、市は1月30日、基本構想の骨子を発表しました。地元住民からは、渋滞対策の強化などを求める意見が相次ぎました。
静岡市役所で30日開かれた協議会では、アリーナを中心とした「東静岡地区まちづくり基本構想」の骨子が示されました。目指す将来像は「住環境が共存する、非日常と日常が融合した新時代のまちづくり」。アリーナや新しい県立図書館の整備により、文化・スポーツの拠点となる場所を目指すほか、緑と調和した都市環境づくりなど5つの視点を設定しました。
地元住民からは、渋滞への対策などを求める声があがりました。
<東豊田学区自治会連合会 田宮一彦会長>
「南北道路が少し弱いので、長沼大橋にかかる地域で、今でさえ渋滞が発生していて、橋を越えていくのに信号を3回か4回ぐらい待たないと抜けないんですよ」
<静岡市の担当者>
「静岡県警と相談をさせてもらいながら、信号のサイクルとかを変更できないかという相談をさせていただいていました」
<千代田学区自治会連合会 杉山輝雄会長>
「ペデストリアンデッキ(高架歩道)については、ぜひ自転車でも通行できるような環境を作っていただきたいという地元からの要望があります」
静岡市は2025年度、アリーナ建設費として300億円を計上していて、事業者を公募・選定する予定です。